登場人物紹介 ファルコ続き | 北斗の拳好きすぎるブログ

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 前回の続き。

 
 
 
自分の甘さのせいで大変なことになり、壮大に周りを巻き込んでしまったという責任感からか、連れ攫われたもう一人の天帝・リンを単身で追うファルコ。
 
 
海を渡り、修羅の国へ辿り着いたファルコを待ち受けていたのは、余りにも残酷な結末だった。
 
 
そう、名も無き修羅の名を一躍有名にさせたアレである。
 
 

 
 
結果的にはファルコの勝利ではあるが、殺活孔を突くまでのやられ具合、ファルコ死後の修羅の国での出来事を見ると、ファルコって弱かったんだと思われても仕方ない。
なぜなら、バットや赤鯱(アニメ)が修羅倒しちゃったから。
 
 
これは、今までの考察(というほどでもないが)や妄想などでは甘すぎる。本気の擁護が必要だ。
ファルコの、元斗皇拳伝承者の誇りをかけて、本気の擁護をすることが私の使命なのだ。
 
本気と言っても私なりの本気である。
(低レベル)
 
 
 

『名も無き修羅の強さ』

 
 
まず、ファルコの強さに疑問を抱かせた名も無き修羅、砂蜘蛛くんの実力に関して。
 
 
砂蜘蛛くんは、これより先には自分より遥かに強い修羅がいると言っていた。
 
果たして本当にそうなのだろうか。
 
砂蜘蛛くんは、15歳にも満たない歳で赤鯱ら100人を1人で倒している。だが赤鯱らはその後、ケンシロウ救出の際に修羅を倒していた。
ということは、砂蜘蛛くんは15歳未満の当時既に、修羅より強いことになる。
これは、ファルコが弱いのではなく、砂蜘蛛くんが強すぎたという風に考えられるのだ。
 
 
砂蜘蛛くんは海岸警備を任されていた。
修羅の国にとって、侵入者を防ぐための海岸警備は重役。なぜなら、わざわざあの海を渡ってくるということは、強者である可能性が高いからだ。その海岸を、並大抵の者で警備していては破られる恐れがある。
だからといってカイゼル級の部隊を手配するわけにもいかず、適任だったのが砂蜘蛛くんだった。
 
12歳から修羅を目指し闘いを勝ち抜く中、15歳未満にして彼の拳才はずば抜けていた。
そこで砂蜘蛛くんを海岸警備に手配した所、期待以上の成果(赤鯱兵)を見せた為、彼をそこに定着させたというもの。
 
砂蜘蛛くんの、「オレより遥かに強い修羅達」という発言は、彼が海岸警備専属となったため、実際に修羅達との対戦経験がなく自分の実力を把握していないだけかもしれない。
彼は海岸でずっと、名も無き修羅のまま何も知らず、この国には自分よりももっと強い男たちがいる…と、その修羅を目指し勝つことこだわり続けていたのだろう。
そして、その思いが彼を常に勝利に導き、元斗皇拳伝承者をも追い詰めるほどの、気付けば郡将レベルまでの強さになっていたというわけだ。
 
そもそも、ケンシロウが2分以内にアルフ(修羅)を倒した時点で、砂蜘蛛くんがアルフより強かったことはもう私たちも気付いていた。
 
つまり、名も無き修羅である砂蜘蛛くんは、実は郡将級、もしくはそれに近いレベルだった可能性が高いということである。
 
名も無き修羅に倒されたファルコではなく、あのファルコを倒した名も無き修羅という視点で見て欲しいのだ。
 
 
 

『ファルコの傷』

 
 
更に、ファルコはケンシロウとの闘いで相当深い傷を負っていた。それはケンシロウ側もそうだが、ファルコにだけ致命的な傷がある。
 
「北斗封じ」である。
 
これは、秘孔を突かれた時、自ら闘気で細胞を滅殺することで、秘孔効果を無効化するというもの。
 
 
 
 
基本的には、秘孔効果を免れることは不可能。
二千年の歴史を持つ天帝守護の拳であるがゆえに、北斗神拳に対応する「北斗封じ」なる奥義が伝承されていたのだ。
 
 
ケンシロウの拳をまともに受けた上に、自ら闘気を込め細胞を死滅させているため傷の治りは遅く(そもそも治るのだろうか)、その体で海を渡ったファルコは、修羅の国に着いた時点で重症だったとも考えられる。
 
この傷がどういうものかというと、シンがケンシロウにつけた胸の傷が恐らく、これに当たる。
 
 
 
参考
 
 
 
 
アニメで見るとわかりやすいが、この時のケンシロウの痛がり方は半端ない。
ケンシロウがボッコボコにされる場面は何度かあったが、こんな痛がり方をしたのは多分この時だけ(と思う)
 
ファルコは、北斗神拳正統伝承者であり、あのラオウを倒したケンシロウに秘孔を突かれた直後、再び同じ箇所に自らこれをやっているのだ。
そしてその傷のまま海を渡り、名も無き修羅という名の郡将レベル砂蜘蛛くんと闘った。
勝利に拘る砂蜘蛛くんはあらゆる手段を使い、とにかくファルコを倒そうとする。全く傷の癒えてないファルコは、その傷口からの出血で意識も朦朧とする中、攻撃を躱すことに集中した為、義足をとられてしまったのだろう。
 
 
つまり、ファルコが砂蜘蛛くんに圧倒されたのはちゃんとした理由があった。
天帝守護拳の元斗皇拳伝承者がそんな弱いわけがない。
 
深い傷を負った状態で、郡将レベルの砂蜘蛛くんと闘い倒れたのだ。
 
 
 
また、ファルコに使用された殺活孔の効果は、一瞬の生を取り戻すというものであり、強化したのではない。
瀕死状態となっていた所を、元の状態に戻しただけである。仙豆みたいなものだろう。決して反則技などではない。
 
殺活孔によって一時的に復活し、元斗皇拳伝承者の名に恥じぬ、誇りある死を選んだのだ。
 
 
 
 

結論

 
ラオウや、ラオウを倒したケンシロウと同等まではいかないが、かつては北斗神拳を凌駕するともいわれていた元斗皇拳伝承者としての実力は、十分にあった。
 
ただ、前編含め色々と残念な部分が描かれてしまったことで、良いのか悪いのか、強いのか弱いのか、かっこいいのかかっこ悪いのか、つい見失ってしまうのがファルコ。
 
だが、ファルコという男は、どうしようもなく人間味の溢れる、心優しくお人好しで、とても強い。
間違いなくかっこいい男である。
 
完璧な人間など存在しない。天帝守護の元斗皇拳伝承者であろうが、1人の人間であり、1人の男である。
その人柄の良さは、ケンシロウとファルコの兵士達が全て物語っている。
 
根っからの善人であるがゆえに、不器用で、責任感が強く、真っ直ぐなファルコの魅力を、私は書きたくて仕方なかったのだ。
 
アニメでの最期のシーンは、キルザファイ(KILL THE FIGHTー子門真人)により更にかっこよく、感動的な終わり方となっている。
結局私達北斗ファンは、このファルコの最期に感動し、
色々あったけど、
ファルコかっこいいわ
となるのである。
 
 
 
 
 
 
 
 
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