やっぱり始まってしまえば面白いもんです。
そう、東京オリンピック。
ソフトボール、サッカー、柔道、水泳、卓球、バトミントン…
もちろん勝って泣き、多くの恩人たちに感謝を述べるアスリートの涙にまんまとやられもします。
でも思うような結果を出せず、唇を噛む選手たちにもおじさんは、つい心を寄せたくなったりもします。
そもそも沢山の競争を勝ち抜き、オリンピックに出ているだけで、もう彼らは勝利者です。
そう言っているのに、私の最も好きな蹴球については、ただ勝利者と片付けてしまえない気持ちが動きます。
ア式蹴球、つまりサッカーは凄いですね。
あっ男子サッカーですが。
なでしこは少し残念でした。
2011年にワールドカップを獲ったなでしこには、世界のどこにもないパスサッカーそして美しさがありました。
昨日観た準々決勝、その美しいはずのなでしこが、事もあろうにシュミレーションまがいのプレーをVARによって証明されてしまうようなことさえ起こりました。
これは残念なことでした。
男子のサッカーは巧い。
そして速い、だから強い。
これは、この大会でもひょっとするかもしれませんが、この世代が中心となる次の次くらいのワールドカップも楽しみになってきます。
ラ式蹴球は悲しい。
ラグビーです。
男子も女子も選手選考から首を傾げるようなこともありました。
会社で、7人制ラグビーなど全く知らないひとに訊ねられると、
7人制ラグビーは、15人制とは違うスポーツと言っていい、50メートル走も400メートル走も5000メートル走も速く走れて、しかも迷いなく強いタックルに入れる能力が要求されるような競技なんですよ。
そう応えていました。
戦術云々よりも、先ずはそんな選手を選び、そして鍛え、そんなベースが出来た者たちに日本独自の戦術を落とし込む。
そんなことが出来ていたのか?
いや、出来ていなかったのでしょう。
2019年で未曾有の盛り上がりを見せたラグビー。
しかし、来季からの新リーグへの不信感、そして違うスポーツとはいえ、このオリンピックでの失敗によってまた暗雲が垂れ込めて来てしまったような気がします。
残念です。
コロナは収束するどころか、出口が全く見えなくなって来ています。
それを誤魔化そうと、オリンピック終了後には、あの半眼の嘘つきが永田町辺りに多くのメダリストを集めることでしょう。
メダリストのみなさん、あんまり密になるところには行かない方がいいですよ。