2019年8月6日(火)
本日退院します。


入院中、沢山の人達のお陰で
本日無事退院できる日を
迎えることができました。


中でも、感謝してもしきれない
足を向けて眠れない人を3人
紹介します。



一人目:主治医です

入院中口腔カンジダの可能性が出た際
この病院には口腔外科がないけれども、
皮膚科で診てもらえないかどうかと
働きかけてくれました。

私も、あまりにも、舌の潰瘍が痛くて、
口腔カンジダかもしれない恐怖
(悪化すると飲食できないほどになるので)
今後の抗がん剤治療でお世話に
なるかもしれないためにカルテを作って
おいてほしかったというずる賢さで
お願いしたところ

「わかりました。なんとかします」
と言ってスピーディに対応してくれました。
本来入院中は、DPC制度により他科受診は
できません。
先生にとっては、制度は二の次、
患者ファーストで考えてくれます。
患者が苦しんでおれば直ぐに対応です。


実際
「看護師さんに言っておいて」と
受け流す先生がほとんどだと思いますが
私の主治医は違いました。





手術後、必ず朝と晩には必ず顔を
見に来てくれたした。
創部のチェック、腕の可動のチェック
今後の治療展開なども
説明していただきました。
なんでも言いやすい雰囲気を
出してくれていますので、
私もついつい調子に乗って
なんでもお願いしたり、
質問したりしています。




一度日曜日に退院かも、となった際には、
本来休みなのに、出向いてくれました。

前日の土曜日
主治医はお休みで他の外科の先生に
ドレーン抜去や退院許可など
依頼されていました。
「(退院となったら)    私、傷も見たいし、
日曜日来ますから、
私の顔見ないで帰らないでね」
と逆にお願いされ

私が
「日曜日で、先生わざわざ
来られるんですか?」
と聞くと

「私の患者さんで日曜日、退院の人も他にもいるから気にしないで」と言われました。
蓋を開けたら、1人だけでした。


いくらでも、他の医師に任せても良い事だと
思うのですが、
徹底的に自分の仕事はきっちりと
こなされます。




退院後、抗がん剤治療が始まるまでに
PET検査を受けたいと希望しました。
この病院には、設備がなく、他の病院への
紹介状が必要になるのです。
これまた知らなかったのですが、
一旦退院して、外来で紹介状をもらい
他の病院に行くというのが、
本来のルートらしいのです。
またまた直ぐに動いていただき、
8月8日にPET検査できるようになりました。




そして、昨日
手術が終わって直ぐに
「〇〇さん病理検査の結果、
上がってきましたよ」
と病室で丁寧に説明していただきました。
本来なら外来で説明のはずだったんです。
しかし、入院中にしていただいたことから、
外来受診は必要なくなりました。

抗がん剤治療に対しての不安があり
「先生が私と同じ状況なら、
どうしますか?」
と聞いたところ

「実際、抗がん剤はしたくないです」
「したくないけれども、しなくて後悔する
  よりは、して後悔の方を選びます」
「抗がん剤をしなくても、
  再発しないかもしれな い。
  抗がん剤をしたから再発しないという
  保証もありません。」
「難しいところです。
   〇〇さんの気持ちや考えをもちろん
    優先してやっていきましょう」
とお話していただきました。

摘出した癌の写真が見たいとの要望も
しっかり伝わっていて、
コピーをいただきました。

そして
「手術の出来も最高だし、
術後の経過も順調」
と安心して退院できる言葉をかけて
いただきました。



"この先生に手術してもらって本当に良かった。
先生が主治医で良かった。
これから行われる抗がん剤、
放射線の治療もこの先生になら
全てお任せできます。"





二人目:友人です。

手術当日、術後3日、退院が伸びた術後6日と
なんと3回も面会に来てくれました。

以前から、旅行に行ったり、家族ぐるみで
お付き合いさせていただいています。

彼女はいまから16年前、足の浮腫から
体調が悪くなり、色々と調べた結果、
子宮癌だったそうです。
卵巣も含めて広範囲な摘出術を
受けたそうです。
治療は手術だけで済んだのですが、
それが結婚2年目だったそうです。
もちろん子供はいません。
すごく苦労して乗り越えて来ているはず
なんですが、苦労を微塵も感じさせず、
いつも笑って、楽しませてくれます。
彼女も看護師です。
苦しんでいる、悲しんでいる人の心が
十二分に理解できる人です。


入院中、時間を持て余すだろうし、
退院したら旅行へ行こう、
旅先は決めといてと
旅行雑誌を持ってきてくれました。


舌に潰瘍ができ、麻酔時の挿管で喉を痛めたことから、
マヌカハニーをプレゼントしてくれました。
「私もずっと愛用してんねん」
「免疫あげること自体体に良いから」と


また、右手がだるいだろうからと、
筒状になるクッションも探して持ってきてくれました。
「これな、うちのおとんと2個セットで
    買ったしついでやから使って」と
彼女の父親は認知症で施設に入所中です。
そのクッションを見ればセットで
買えるような物ではありません。
他人に気を使わせないように優しい嘘が
度々つける人なんです。


私の事を全て理解してくれて、痛いところ、痒いところに気がきく、気遣いの人です。
私にはもったいない友人です。



三人目:夫です。

第ニの患者です。
第ニの患者にならないで欲しいと思い、
告知されて、揺れ動いた思いを
ブログに載せました。
迷惑に思われたくない、
厄介な奴になりたくない。
苦しんだり、悲しんだり辛い思いを
させたくない、、一心でした。

しかし、今、第ニの患者となって、
「苦しみも悲しみも、
  半分ずつしたらええやん。俺も頑張るから」
と言ってくれました。
(実際にはこんな素敵な感じではありませんが
ニュアンス的には似ています。)


入院中、毎日面会に来てくれました。
私の兄二人にも、事細かく私に代わって
報告してくれました。
朝の挨拶から始まり、
寝る前にもLINEをくれました。
面会に来る前には、
必ず私に欲しい物がないか、
食べたい物はないか聞いてくれました。

夫の仕事は、屋外での肉体労働です。
入院中の1週間、どんどん気温が上昇し、
仕事も大変だったと思います。
病院の往復に1時間以上かかります。
仕事が終わり、シャワーを浴び、
私の洗濯物、私に報告しないといけない書類
などを持ち、途中で自分の夕食を調達してから
面会となるので、面会時間ギリギリでした。
帰宅しても何かと用事があり、
私の入院中、身も心も休んでいないと思います。
本当に感謝してもしきれません。

ブログ上では素直に感謝できます。
しかし、
退院して、家に帰ったら、
平気で足を向けて寝るでしょう。


以上三人以外にも、
毎朝、
「今日も暑いですよ〜」
「今日は35度あるみたいですよ〜」と
その日の気温を教えてくれて、私のベッド周りの床を丁寧に掃除してくれる方。


ゴミ捨て、シーツ、お風呂の順番など、
事細かく配慮していただいて、いつも明るく対応していただき元気をいただいた助手さん。


リハビリを2回受けたんですが、
楽しくリンパ浮腫の予防の説明や
リンパドレナージを行なってくれた
理学療法士さん。
2回とも話が盛り上がって大爆笑して、
免疫が上がりました。


舌に潰瘍口内炎ができた際、
500mlのペットボトルに
塩(どんな塩でもok)小匙1杯弱で、
生理食塩水になるのでそれでうがいすれば
痛くないと教えていただいた薬剤師の先生。
ティトゥリーでうがいしていると話すと、
以外にアロマ好きだった事が判明しました。
薬剤師の先生は、エビデンスの少ない
アロマには興味がない物だと思っていました
が違ってました。


入院中、同じ乳がんの方お二人と出会い、
不安な気持ちだったり、
理解し合える、わかり合える部分があったりと
話すことで、気持ちが楽になることが
ありました。
うちお一人の75歳の方とはLINE友達に
なりました。



大袈裟かもしれませんが
色々な人々のお陰で
これまでやってこれたのだと思います。
本当に感謝です。
手術など辛い思いはしたけれどもそれ以上に得られるものが多かった10日間でした。
良い人生の勉強ができました。



*人の優しさや思いやりを得ることが難しい

*人の優しさや思いやりが有ることが難しい

得難く、有り難い人達に出会えて良かった。


追記:レース完成しました。