2019年10月12日(土)

術後抗癌剤療法(FEC)3回目2日目です。

 

今の、体調はだるさは引き続きありますが、改善してきています。

味覚低下が始まったのか、じわじわと何を食べても飲んでも甘く感じるのに味が鈍くなってきている。前回に比べて苦味も加わってきたような感じです。

 

そして舌にはべったりと分厚い舌苔が張り付いていて、唾液分泌量も減っているため、唾液を出すために舌回しや唾液腺マッサージ、ノンシュガーの飴をなめたりガムを噛んだりと励んでいます。

 

今日は、ジーラスタ(発熱性好中球減少症予防)を打ってもらうために病院に行ってきました。台風直撃する前に予定時間より40分前に到着したのですが、あまり待つこともなく、打っていただき、早々に帰ってこれました。夫が台風の影響で仕事が急遽休みとなり、夫が運転してくれて、大分楽でした。ありがたい。

 

 

 

さて、昨日は、私の静脈炎(血管炎)と血管痛に対してイレギュラーな申し出やお願いに、主治医をはじめ化学療法チームが早々に動いてくれて、対処してくれたことに感謝の気持ちでいっぱいであることをブログに書きました。

 

今日は、具体的にどのようにしていただけたのか自分の備忘録のために、改めてまとめると同時に、自分でも行った対策についてもまとめたいと思います。

 

抗癌剤治療を行う際’特に抗癌剤や吐き気止めの注射など1度に数種類投与するような場合(例えばTC療法、AC療法、DTX療法など)病院ではレジメンという計画書を通して行われています。

 

各抗がん剤薬を溶かしたり希釈したりする溶液の量、投与速度、投与順などが決められ、時系列で計画書が作られます。吐き気などの副作用対策に使用する薬剤や抗がん剤投与後の休薬期間なども計画書内に盛り込まれます。レジメンに従って化学療法を行うことで、医療事故を未然に防ぐことができます。

 

使用する抗がん剤の妥当性や治療の安全性、薬剤の相互作用などを複数の職種(医師、薬剤師、看護師など)によるチームで審査して、審査に合格したレジメンが採用され運用されます。

 

下の画像は私がいただいた、患者さんに渡す簡素化したレジメンですが、実際医療スタッフが見ているものはもっと緻密であります。

 

 

そしてFEC療法1回目2回目はこのレジメンで投与していただいたのですが、静脈炎や血管痛が強くなったので、投与方法を変えて欲しいと、お願いしたのでした。

 

FECレジメン

 

 

①生理食塩水100mlアロキシ注(吐き気止め)+デキサート注(ステロイド、アレルギー予防、吐き気止め)を30分で投与

 

②生理食塩水100ml+エピルビシン注(静脈炎や血管痛を引き起こしやすい抗癌剤)を急速投与

 

③生理食塩水50mlを急速投与、エピルビシンを血管から流しだすために

 

④生理食水100ml+フルオロウラシル注(抗癌剤)15分で投与

 

⑤生理食塩水+エンドキサン注(抗癌剤)30分で投与

 

⑥生理食塩水50ml急速投与 ④⑤を血管から流しだすために

 

 

変更後(赤字)

①生理食塩水100mlアロキシ注(吐き気止め)+デキサート注(ステロイド、アレルギー予防、吐き気止め)を30分で投与

 

②①を投与し15分後、①と同時に生理食塩水100ml+エピルビシン注(静脈炎や血管痛を引き起こしやすい抗癌剤)を急速投与

 

③生理食塩水50ml+デキサート注(ステロイド)を急速投与、エピルビシンによる血管から流しだすために

 

エピルビシンはpHが低く(pH 2.5 ~ 6.0),投与時に血管壁が酸にさらされることや薬剤による血管内膜刺激により,静脈炎が発症し,
血管痛や硬結などの症状をきたすといわれています。そこで同時投与する事と投与後に抗炎症作用のある、ステロイドでエピルビシンを洗い流すことで血管痛や静脈炎の予防につながるかもしれないというものです。

 

④生理食水100ml+フルオロウラシル注(抗癌剤)15分で投与

 

⑤生理食塩水+エンドキサン注(抗癌剤)30分で投与

 

⑥生理食塩水50ml急速投与 ④⑤を血管から流しだすために

 

下の画像は10月10日のものです。本来なら点滴ルートはそれぞれ1本でいけるのですが、同時投与となると2本必要となります。

 

 

 

 

そして、投与中はホットパックを上腕前腕共に当てていただき、まめに交換していただくことで、血管が狭くなるのを防いでくれていました。

 

 

 

自分で行った、行っている静脈炎・血管痛対策

 

○投与中私は、点滴をしている方の手をニギニギしたり、グーパーしたりと、筋肉を動かすことで血管の流れを促すように励みました。

 

○そして、帰宅後は静脈炎対策としてモーラスハップ(実際はモーラスパップ剤のジェネリックバージョンのケトプロフェンパップ60mg)を処方してもらい、上腕と前腕に貼り。1日に2回程度交換しています。投与後最低でも3日~5日は続けようと思っています。

 

パップ剤とは昔ながらの白い湿布で冷感が長く続く鎮痛消炎効果があるために選択しました。なお剥がれやすいのでネット包帯でカバーしています。

 

一般的に抗癌剤が体内に残る期間は3日、抗癌剤の種類やその人の体質で長い人で1週間です。この間に副作用対策を強化する必要があるのではないかと考えています。

 

 

今のところ、点滴をしてもらった箇所の周囲や上腕にかけての痛みや熱感もありません。血管が硬くなってきている様子もないようです。まだまだ観察しないと結論には至らないけれども、まずは成功したのではないかな~と思っています。本当にありがたいです。

 

また投与方法の変更をお願いできない方で、静脈炎や血管痛にお困りの方は投与後すぐに点滴した周囲全体を冷やすという対処も有効であると考えています。

 

日本看護技術学会誌Vol. 17

 

上のリンクはまたまた、ネットで見つけたのですが、日本看護技術学会の原著論文です。それによりますと、ウサギの耳介に抗癌剤を注入し、わざと炎症を引き起こし、その後温める方が良いのか、冷やす方が良いのかの実験を行ったそうです。

 

その結果冷やした方が抗癌剤による静脈炎の改善には効果があったそうです。

 

対象がウサギであること、抗癌剤が1種類であることから全ての方に有効かどうかわわかりませんが、痛みがお辛い時にはパップ剤や保冷剤、アイスノンなどで早急に冷広範囲に冷やす対策を取られる方が良いと思います。

 

また、抗癌剤について書かれている書籍などでも静脈炎や血管痛には冷やすべきだと推奨されています。

 

静脈炎や血管痛が強く、抗癌剤治療を断念する人もおられると聞きました。これでもかこれでもかと襲ってくる副作用で、どれか一つでも楽になるようになれば、良いのにな~と考え、副作用対策としてこれからも、もっともっと勉強していこうと思っています。

 

副作用がなく、効果が完璧である抗癌剤や新たな薬品の開発は頑張っておられ、将来そのような薬が出る日も近いかもしれません。

 

しかし、いつか来る、将来を待つのではなく、今の現状でやり切らねばなりません。

 

また、化学療法チームの一員なのですから。チームの方達が頑張ってくれているのです。、今、自分でできる範囲でできることから頑張らねば。

 

 

追記

台風19号がジワジワと東海・関東地方に近づいていて、三重県では冠水していたりとすでに被害が出てきている模様です。上陸せず、太平洋側にそれていくように願っています。