ロックを愛する友へ(Limelight/RUSH) | 音楽的間食
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ロックを愛する友へ(Limelight/RUSH)


音楽的間食 うーん、気持ちがザラついたので、ボツにしようと思ったけど、上げよう!!



昨年はアメブロな音楽友達と酒宴で交歓したわけだけど、
建設的な気概を感じる言葉に折々出会った。


「本当のロックはライブハウスにある。」って誰かが言ってたな。絶妙だ。


12日のイベントでもTOKYO SICKSの洋輝さんがMCで
「東京ドームにしか行かないような連中には味わえないよな!」って叫んでた。Yes!



音楽的間食
・・・
無数のライブハウスがあって、無数のバンドがあって、
無数の音楽が在る。


不思議なもので幸運なことに高質なユニットがたくさん在ったし、
「日本のインディーズシーンすげーじゃん!」みたいな気持ちを体感した2009年だった。


でも反面、
恐らく立ち止まったバンドが消える。
それくらいたくさんいいバンドが在るとも言えなくはないか、とも感じた。


僕は今、立ち止まった立場で言っているのでオンタイムの悩みは捨象で、
Hang on!だと活動中のバンドに言いたい。


・・・
またまた、ミーハーにRUSHを持ち出して恐縮だけど、僕の大好きな「Limelight」という曲を紹介するす。

ブレイクした「Moving Pictures」というアルバムに収録された曲だけど、
右肩上がりを予感させる頃だからこその葛藤が歌われている。

メジャー・マイナーという線引き
音楽的間食
に悩む音楽家があるなら是非とも聴いてもらいたい曲。


Limelightの歌詞を拙訳しておきます。
行数と意図を反映するために意訳します。ニール師匠の詩は言葉少なげなので^^


Limelight / RUSH
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Living on a lighted stage
Approaches the unreal
For those who think and feel
In touch with some reality
Beyond the gilded cage
眩いステージに立つ生き方が
現実離れを引き起こしていく
考え感じるタイプの人にとっては、
いくつかの現実を忘れない人にとっては
黄金色の檻の先の現実をね


Cast in this unlikely role
Ill-equipped to act
With insufficient tact
One must put up barriers
To keep oneself intact
この好ましくない役回り
要領が悪いから芝居には向いていないんだ
一線を画さなきゃ
ダメージを受けないために


Living in the limelight
The universal dream
For those who wish to seem
脚光を浴びる人生は誰もが思う夢
願う人たちにとっては


Those who wish to be
Must put aside the alienation
Get on with the fascination
The real relation
The underlying theme
でも、なろうとする人は
自分が大切にしている心情から遠のくことを黙殺しなければならないし、
多大な好奇とも上手くやっていかなければならない
それがこの世界の真の付き合い方
そんなことが根本に在る世界なんだ


Living in a fish eye lens
Caught in the camera eye
I have no heart to lie
I can't pretend a stranger
Is a long-awaited friend
魚眼レンズで覗かれるような生活
カメラに追いまわされる
僕は嘘をつくことに熱心にはなれないし
僕は偽れない
見知らぬ人を待ちわびた友人だなどと


All the world's indeed a stage
And we are merely players
Performers and portrayers
Each another's audience
Outside the gilded cage
世界中が、確かに僕等のステージ
でも僕等は唯なる演奏者で、
体現者で、肖像画家に過ぎない
僕等の聴衆は黄金色の檻の外にいるんだ


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音楽的間食
RUSHはいまだにツアーが始まると物凄い数のステージを単独でこなします。
まるでメジャーリーガー級のロード^^;

08年のツアーでは北米だけで実に50ものライブをファンに届けた、たった4ヶ月で。
ライブ、移動、ライブ、移動、ライブ、ライブ・・・実に2日半に1度のライブだ。


近接した街でやることもあって、ホールやスタジアムは埋まらないこともあるのだけど、
RUSHは多くのファンと接したいがために効率ではなく回数に重きを置く。
プロモート側のペイラインを割ることもあるらしい^^;


それでも、ゲディは必ず、
「やぁ!高円寺のみんな!元気だったかい?」と来てくれた街々のファンに声を掛けるんだ。
(高円寺に来たら即死するなwwww)


・・・
ミネソタでライブを見た時、
1stセット後の休憩時間が終わってライトが落ちると、最前列にいた僕は柵にへばりついた。

するとね、クルーが耳打ちしに僕のところにやってきた。


後ろに小学1年生くらいの男の子とそのお父さんらしき人を連れて、

「隣、いいかな?」


事情は理解できた。子どもにアリーナは辛い。
恐らくお父さんが抱きかかえて見せていたに違いない。


「もちろん!」とクルーと男の子に笑顔を送ると、
クルーはパイプ椅子を僕の横に置いて、男の子はその上に立った。
ちょうど僕と同じ目線に男の子の顔が来た。



音楽的間食
男の子と2人で「親指立てグー」を交して、
彼の変声前の甲高い「ゲディィイイ!」という叫び声とともに2ndステージは始まったんだ。


これ、間違いなくRUSHのメンバーがライブ中にその父子を見つけたんだよ。
後ろからじゃ分らないからね・・・
つまり、RUSHのメンバーが呼んであげたわけだ。


ネットで暴露されてしまったけど、前述のような埋まらなかった公演では、
後方席のファンに前に詰めて見る許可を出したのもメンバーの計らいだった。


RUSHはそれくらいファンを大切に、ファンと一体化して楽しめるステージを大切にしてる。
なぜなら「gilted cage」の外側にいるファンと音楽を共有したいから。



音楽的間食
・・・
歌詞の「gilted cage」を直訳すると「金メッキされた檻(鳥かご)」という意味。


直接的な業界への隠喩であるのだろうけど、
もっとドリルダウンしたアーティスト自身の胸の在り方のことでもあるように思う。
何を表すのかは読む人に任せるよ。


過日の情熱大陸記事で書いたミュンヘン・フィルの指揮者がオットさんに「数学的に考えるな」と教示したことと通じている気がする。


今年はRUSH新譜発売の年なので、渡米計画をヒタヒタと練るS@▲でした。
(今回、行けなくても次回は必ず行くっすよ)


関連記事:http://ameblo.jp/cygnus-x1/entry-10369792165.html