先日書いた軽い凍傷の兆しはもうスッキリ治った。

でも、この八ヶ岳冬山で、実はもう1つ体にdamageがあった。

3/1617:天狗岳と硫黄岳に登頂

https://ameblo.jp/cx0293/entry-12448108415.html

 

足首の腱鞘炎だ。両足首の前側が赤く腫れてどうにも痛かったのだ。雪山2日目(3/17)の途中から気になったものの、下山して温泉に浸かった後で本格的に痛くなってきた。なので、特急あずさで東京に戻ってから、悲しいかなtaxiに乗って家に帰る始末。

 

とりわけ腫れが顕著だったのが3/19夜で、部屋に戻って靴下を脱ぐと足首が熱を持ってブヨンと腫れているのが判る。右足の腫れが一回り大きいかも。そんな事で山から下りて10日経ってもヨロヨロしていた。足のスナップを利かせられないので、歩くにもペッタンペッタンと足の裏をそのまま地面に付ける形で歩いている。まるでペンギンか幼児に戻ったみたい。

<南極のペンギン>

3/24石川直樹の写真展(撮影可)で撮影したもの

足の甲を伸ばしたままなら痛みは無いが、曲げる時に痛い。筋肉痛だろうと思ったものの、あまりに痛いので知り合いの整形外科医に診てもらう。予想通りと言うか、レントゲンも撮る必要すら無かったらしく、話して笑って終わりだった。要は使い過ぎって事、腱鞘炎みたいなものだから湿布を貼って安静にしていれば1週間で治るでしょ、って顛末だった。

 

なので、最初の1週間は殆ど電車に乗っていない。地元の駅前まで行って食糧を調達するくらいで、最低限の行動に絞っていた。ついでに、駅前サウナで膝下だけ冷水に浸していた。熱を持っていたし炎症が静まればと思ったものだ。

 

と言いながら、先日、階段を上がっていて急に止まろうとしたら右足首に荷重が掛ったのか思いっきり痛くなった。犬とか蛇に咬まれた痛さとでもいうのか、泣きたくなる激痛だった。そんな激痛にここ2週間で3回ほど見舞われた。

 

今週になって馴染みの整骨院でテーピングしてもらう。くるぶしより後ろは不通に、それより前はtightに巻く事で、アキレス腱は動くけど前側の可動域を制限する事で足首を大きく曲がらないようにしてくれた。これでラクになった。でも、「だからって動き回らないように。動き回りそうな人には本当はあんまりtapingしたくないんだけど……」と言われてしまう。あまり動かないように念押しされた訳だ。

 

それにしてもピッケル恐るべし。初ピッケルでどうにも雪山でバランスが取れなかった。雪も更に積もってきたし、普段からストックに頼っていたので片手のピッケルでは足がもつれるし、いつもとは勝手が違ったのだ。何よりピッケルが短いのでちょっと前屈みになってしまい足首に負担が掛かったのだろう。理由が明確なだけに情けないのだ。

<ピッケルが恨めしい:この写真は再掲>

今までだって偶に太ももの筋肉痛はあったけどあれは山登りの充実感の証だったし、足元が覚束ないって代物ではなかったので許容範囲だった。あと、上高地とかflatな所ばかり登山靴で歩いていると、アキレス腱が固定されて伸縮できないのでアキレス腱が凝ったなんて事もあったなあ。

 

まあ笑いごとで済んでいるうちはいいけど、それなりの準備、それなりの体幹を鍛えて山にいかなきゃあ、と思う今日この頃だ。次の山行はちょっと先延ばしにするかも。