法金剛院 晩夏 | cvq243のブログ

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            (はすにりん しげみぬけいで せいくらべ)

 

 

           五位山     

 

   法金剛院の山号は五位山です。

 

   仁明天皇が寺の後ろの内山に登り、景色が素晴らしかったので

 

   内山に五位の位を授け、五位山と呼ばれるようになります。

 

   醍醐天皇が、近づいても逃げない鷺を可愛く思い

 

   五位の位を与え、五位鷺と呼ばれるようになった話と同じですネ。

 

 

    右手に受付     

 

   コロナ以降、非公開寺院になりましたが、

 

   蓮の時期は公開されます。

 

   

                  

 

   京都では珍しい律宗の寺院で、

 

   関西花の寺二十五霊場13番

 

   京都十三仏霊場十番の札所になっています。  

 

 

    梵鐘     

 

 

        隅蓋牡丹     

 

   牡丹は百花の王で、富貴を象徴する花ですが

 

   ここでは魔除けの飾り瓦ですネ。

 

 

                    

 

 

  苑池              

 

 

  洲浜                

 

   蓮に覆われた苑池ですが、鯉がたくさんいます。

 

 

      亀島へ渡れます         

 

 

      池を回遊する浄土式庭園です      

 

 

     待賢門院堀川の歌碑      

 

   「ながからむ 心もしらず 黒髪の みだれて今朝は 物をこそ思へ」

 

   子供の頃のカルタ取りで、意味も分からず得意にしていた札です。

 

   「黒髪の 別れを惜しみ きりぎりす 枕の下に 乱れ泣く哉」 待賢門院堀川集

 

   官能的な大人の歌なんですネ!

 

 

                    

 

   「青女の滝」(せいじょのたき)は、日本最古の人工の滝

 

   と言う事で、特別名勝に指定されています。

 

   下段の石組が林賢、上段が静意の作とされています。

 

   青女は雪を降らす女神ですが、

 

   この滝に名付けたのはなぜでしょうかね?  

 

 

                     

 

   待賢門院璋子は、白河法皇に育てられ鳥羽天皇の中宮になり、

 

   崇徳天皇・後白河天皇の母と言う高貴な女性です。

 

   白河法皇の崩御後、鳥羽上皇は美福門院を寵愛し、

 

   その子近衛天皇が即位します。

 

   ところが美福門院を標的とする呪詛事件が相次ぎ

 

   待賢門院が黒幕と言う噂が流れます。

 

   その上、崇徳院は白河院と待賢門院璋子の子であると言う

 

   噂が囁かれるようになりました。

 

   待賢門院の権勢は薄れ、法金剛院にて落飾し

 

   そして3年後に45歳で亡くなります。

 

   美福門院を取り巻く政治勢力の、策謀成功といったところでしょうか。

 

 

                                  仏足石           

 

 

  石仏               

 

 

  礼堂              

 

 

           釣殿      

 

 

                    

 

   渡り廊下の先に金目地蔵(かなめじぞう)が祀られています。

 

   平安時代後期の丈六のお地蔵様です。

 

   仏殿には平安時代後期の定朝様式の阿弥陀如来像(国宝)が

 

   安置されています。

 

   他にも厨子入り十一面観世音や、僧形文殊菩薩像があります。

 

 

          礼堂      

 

 

                 

 

 

                 

 

 

 

                        ヘメロカリス