(つゆなかば あふれるみどり たしゅたよう)
西国薬師第四十番霊場・泉涌寺派別格本山雲龍院。
西国四十九薬師霊場は、奈良の薬師寺から始まり
奈良、大阪、和歌山、三重、兵庫、京都、滋賀を巡り
四十九番延暦寺までです。
台座の蓮が蕾から満開へ表現されています。
ずっと以前は、巡照板を叩いて拝観者が来た事を知らせてました。
麟鳳亀龍(りんぽうきりゅう)は、太平の世に現れる、
麒麟・鳳凰・亀・龍です。
毛・羽・甲羅・鱗の動物をグループ化した時の
それぞれの代表が四霊です。
いずれも瀟湘八景でしょうかね?
落ち着いたお庭です。
後水尾天皇第八皇女光子(てるこ)内親王の書です。
徳川慶喜寄進の灯籠です。
生垣で大事に囲ってあります。
宝塔に光子内親王の写経が納めてあります。
ご本尊は、藤原時代の薬師如来です。