(おおいなる かみのひがさか くろきくも)
駐車場にバスもなく、タクシーや一般車も僅かです。
受験生、梅見客、修学旅行生と賑わっていましたが、
今は閑散とした境内で、ステキです。 (叱られるかな)
天正15年(1587年)10月1日の豊臣秀吉が催した茶会です。
7月に九州平定を終え、自己の権威を示す為、
聚楽第造営に併行して大規模な10日間の茶会を告知します。
・身分を問わず、釜一つでも持参して参加してよい。
・北野松原に二畳の茶席を設け、服装、席次などは問わない。
・唐国からの参加も認める。
・天満宮拝殿に黄金の茶室を持ち込み、名物を陳列する。
こうした御触れで大阪、堺、奈良などから千人の人々が集まりました。
10日間の予定でしたが、九州で肥後国人一揆が発生したとの事で、
1日で終了しました。
1日で終わった真相?は、京都人の集まりが悪く、続ければ
企画の失敗が衆目に晒されてしまうので、
秀吉は先手を打った・・・ 賢明な判断ですネ!
よそ者の秀吉は、京都人の心を掴むのに苦労したんでしょうね。
入り口を護る神、随神(とよいわまどのかみ・くしいわまどのかみ)
絵馬殿の算額ですが、問題を書きその答えが記されています。
算額に刺激されたニュウジーランドの大学の先生方が、
問題を作って奉納されました。 (これぞ文化交流ですね)
「しんぶんし」のようにどちらから読んでも同じが回文です。
この絵馬にも答えが親切に書かれています。
絵馬の解読は、昔の方には常識でも、現代人には難解です‥‥。
老人(黄石公)から履を拾わされる若者(張良)が、忍耐強く
老人に従ったので、太公望の兵法書「六韜」を授かり、
軍師として大活躍をします。
西本願寺唐門でも見られますね。
子供に試練を与えて能力を試し、崖を這い上がってきた子を
立派な獅子に育てます。
平氏に迫るのは、義経と弁慶かな?
昔の人のいろんな思いが感じられて、絵馬殿も面白いですね。
「心だに 誠の道に かなひなば いのらずとても 神やまもらむ」 菅公