(あさひあび きゃくがぶたいの もみじかな)
仁王門を見て左手に善光寺堂がありますが、
首振り地蔵が祀られています。
太鼓持ちだった「道八」さんが、芸妓さんや旦那衆の仲立ちを
して感謝されていました。
生前の道八さんは借金で首が回らなかったそうで、
気の毒に思った人々が首の回る、髷を結い扇子を持った
お地蔵さんを作って供養されました。
仲立ちを頼みたい人のいる方向へ首を回して
祈願すれば、願いが叶うそうです。
西門(重文)は勅使門ですが、西に向けて唐破風(からはふ)があります。
唐は異国で別世界を表します。
神仏を祀る建物の入り口に、特別な空間を表す意味で意匠されています。
西門の場合は、夕陽が沈んでいく西方極楽浄土を拝します。
阿弥陀浄土を感想し一体になる業をする場所です。
実は清水寺は、夕日の名所です。
高さ31m、中央に大日如来が安置されています。
経堂・朝倉堂・開山堂などの諸堂が並びます。
観音菩薩が祀られている事を示す「普門閣」の扁額が上がっています。
12月4日午前9時ですが、清水寺は朝から多勢の人でした。
本堂の鬼瓦に朝日が挿し始めていました。
デパートの高島屋の寄進の玉垣です。