妙満寺 雪の庭 晩春 | cvq243のブログ

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            (ていとくの あゆみにわかば じざいみち)

 

 

           雪の庭   

 

 

   松永貞徳の「雪月花の三庭園」は、

 

   雪の庭が妙満寺、月の庭が清水寺、花の庭が北野天満宮で、

 

   それぞれの塔頭寺院「成就院」に作庭されました。

 

   妙満寺の岩倉移転にともない、寺町二条から現在地に

 

   「雪の庭」も移されました。

 

 

               

 

   昭和43年に、石組みをそのまま移してきた枯山水庭園です。

 

 

                   

 

   雪月花は、白居易の詩「殷協律(いんけいりつ)に寄す」に一節で、

 

   「雪月花時最憶君」(雪月花の時、最も君を憶う)から取られています。

 

   殷協律は江南地方の杭州での部下の名で、彼を懐かしむ漢詩です。

 

   四季折々、楽しかった頃を懐かしく思い出すと言う事ですネ。 

 

   雪月花の三庭園は、それぞれ

 

   比叡山の雪景色、東山の月、北野の梅を愛でる庭です。

 

 

             本坊           

 

 

               

 

 

                      

 

 

   松永貞徳は、里村紹巴から連歌、九条稙通・細川幽斎から和歌、

 

   菊亭晴季・中院通勝・飛鳥井雅春等50人余りから

 

   古典学の指導を受けています。  

 

   又、林羅山・木下長嘯子らとも、親交を深めていました。

 

   学んだ和歌や古典を庶民層にも講義し、人々を啓蒙します。

 

   和歌の道への入口として、俳諧を庶民に広げ、

 

   貞門俳諧には多くの弟子が集まりました。

 

   古典文学の底辺を広げた事績は、高く評価するべきですね。

 

   貞徳の弟子の北村季吟に師事したのが、

 

   和歌への道筋の俳諧に、芸術性を持たせた句聖「松尾芭蕉」です。   

 

 

                   

 

 

                  資料館への廊下です      

 

 

                    真新しい廊下ですが、途中のトイレもキレイです!