(せかせかと じぞうのかげの かんすずめ)
正暦2年(991年)快賢僧都により創建された、律宗の寺院です。
白い牛の撫牛ですが、何ヶ所か黒く塗って
ホルスタインにしたくなりませんか? (‥‥ゴメンナサイ。)
天満宮と左に六所大明神、右に金毘羅大権現が祀られています。
六所大明神は壬生寺の鎮守神で、
金毘羅大権現は伽藍守護の神です。
道真公が左遷される時に、壬生にあった親戚に寄り
別れを惜しんだとされています。
江戸初期に、壬生寺の支院の託願上人の夢枕に
道真公が立たれ、壬生の地に祀れと告命され、
一夜天神堂がました。
本尊は、鎌倉時代の十一面観世音菩薩です。
京都十二薬師霊場第四番の、歯薬師如来も祀られています。
薬師像の微笑みが「は、は、は」と笑って見えるそうです。
それで、歯の病いに霊験あらたかとされています。
僅かに、穏やかな微笑みを湛えておられます。
壬生塚の入口であり、歴史資料室も地階にあります。
歴史資料室には、新撰組古文書や、鑑真和上像などがあります。
中には、弁財天の守護神として、荼枳尼天と稲荷明神が祀られています。
水を掛けて祈ると、一つの願いが叶うそうです。
本尊は、延命地蔵菩薩(平安時代)(重文)です。
節分や壬生狂言で有名なお寺ですが、
庶民のそばにある、お地蔵さんのお寺ですネ!
「地蔵尊」の扁額は、小松宮彰仁親王の書です。
親王は仁和寺第30世門跡だったので、
仁和寺のある小松野から小松宮です。
光孝天皇が小松野ゆかりで、その名を継承するのが
後小松天皇ですね。
立命館大学の東側に小松原児童公園がありますネ
寛文2年(1662年)建立の塔です。
輪廻する三つの世界(欲界・色界・無色界)にいる
全ての精霊の供養塔です。
欲界は六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天)の世界です。
色界は、物質的な世界ですが、欲や煩悩から脱却している世界です。
無色界は、物質的な世界から超越した、天界の最上位です。
(天界の最上位の最も高い天が「有頂天」という世界です。)
境内には他に壬生寺保育園や、
有料老人ホーム「ウェルエイジみぶ」が開設されています。
三福川(みぶがわ)大明神は、壬生川の地名から呼ばれています。
壬生は湿地帯で、京野菜の壬生菜が特産でした。
重要無形民族文化財の壬生狂言が、春と秋に公開されます。
キレイな伊万里焼きの陶板に説明書があります。