楊谷寺 冬 1 | cvq243のブログ

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   (しぐれあと のこしてきよし ふゆのてら)

 

 楊谷寺(ようこくじ)は、一般に柳谷さんと呼ばれ、

 

 眼病治癒で知られたお寺です。

 

    山号「立願山」の額

 

 「願いを立てる」、沢山の「講」が組織され、多くの人々により守られてきました。

 

                     本堂  

 

 清水寺の開祖「延鎮」が、夢告で西山のこの地で観音に出会い、

 

 草庵を営み観音を祀ります。

 

 柳谷さんは、西の清水寺とも呼ばれます。

 

 近くの乙訓寺にいた「空海」がここを何度もお参りしてました。

 

 ある時、子猿の病に罹った目を、親猿が洗って治そうとしているのに出会います。

 

 そこで、空海が祈祷により治します。

 

 空海は親猿の使っていた水が、霊水であると知り、人々に広めます。

 

              弘法大師 

 

        

 

 現代でも、独鈷水(おこうずい)を求めて、ペットボトル持参で多くの人が訪れます。

 

 弘法大師が、独鈷杵(とっこしょ)で霊水を掘り当てる話はあちこちに有りますね。

 

 京都で思いつだけでも、善峯寺・泉涌寺来迎院……

 

 弘法大師が偉大で、他の真言僧の偉業も弘法大師になったのかな?

 

 昔は、眼病は付ける薬もなく大変だったようです。

 

 なんでも、苔の上を流れる清水は、

 

 今の目薬と同じような成分が含まれているそうですよ。

 

 ですから、霊元天皇の目を治した、此処の独鈷水は、効きます!

 

  護摩堂  阿弥陀堂

 

 阿弥陀堂の中の厨子は、淀君寄進の桃山時代のものです。

 

        

 

 阿弥陀堂の脇から奥の院へ

 

  奥の院  

 

 本堂と同じく、十一面千手千眼観音が祀られています。

 

  背後に、眼力稲荷と愛力さんのお堂があります。

 

 

      

 

 急な階段の紫陽花回廊です。 

 

 アジサイの頃はきれいですよ。

 

  書院の池庭です。

 

 紅葉と紫陽花の時期以外は、拝観料も駐車場も無料です。

 

 明治期の神仏分離の影響も少なく、興味深い、静かなお寺です。