1級キャリアコンサルティング技能検定の学科、論述試験まで一週間となりました。

 

学びに充てられる時間は人によって異なります。

 

ご自身が持っている力を最大限発揮できるように、

脳を休める時間も必要だと思います。

特に睡眠時間は大切です。

 

ご無理のないようにお過ごし願います。

 

今回の記事は、

時々ご質問をいただくことがある論述選択問題の分野選択について書きます。

私の考え方ですので、フィットする方は過去問等でやってみてください。

 

これまでの過去問では、

選択問題は「企業分野」「需給調整機関分野」「教育機関分野」の3つからひとつを選択することになっています。

 

さて、この分野の選び方ですが、

 

・全ての事例にざっと目を通してから取り組みやすいと感じた事例を選択する

・先ず自身の活動領域に近い事例を選び、馴染まない場合は別の事例に切り替える

・自分の活動領域とは全く異なる事例を選択する

・自分の活動領域と重なる事例を選択する

・最初から「○○分野」と決めて取りかかる

 

というように色々なやり方があるかと思いますが、

選び方等はどれでも良い気がしています。

 

実際、私は自分の活動領域外のスーパービジョンをお受けすることも多く、

それはお役に立っていると思っていますし、

受けていただいた方からそうした評価をいただけることや、

実際に2回目、3回目と続けていただいております。

 

また私自身が教えていただくことも多く、

それが現場での諸活動や講座のコンテンツにも役立っているのです。

 

ここで何を書きたいかといえば、

 

『分野選択による事例指導への影響はない』

 

ということです。

 

勿論、特別・特殊な支援を必要とする場合では異なることもありますが、

基礎的なところを問われる場合、そうした超専門性まで求められているのかといえば違うと私は考えています。

 

分野ばかりに目がいくときは、

事例に注目していることが多いと思います。

 

事例指導は、事例に注目するわけではありません。

事例相談者に注目することが大事です。

 

確かに最初や所々には事例に注目しつつも…

 

それは事例相談者を理解していくためのプロセスなのです。

 

その分野の専門性が高い人ほど、

実は事例に入り込みやすいかもしれません。

グッと事例にのめり込んでいく感じです。


ロールプレイでも事例の事柄にばかり質問している事例指導者の方に出会うことが多いです。


事例の事柄や事象等ではなく、

それを通して事例相談者をわかろうとする力を発揮しましょう。

 

論述は時間に余裕があるわけではないので、

事例を選り好みしている時間はかなり勿体ない気がします。

 

最後に、

解答用紙へ選択した分野への印(塗りつぶし等)を忘れることが絶対にないようにしましょう。

会場で分野を選り好みしているとこうしたミスも起きやすいので注意が必要です。