「樽屋カートリッジ 針圧設定」に挑戦 | Cutmasters Records BLOG

「樽屋カートリッジ 針圧設定」に挑戦

こんにちは!



沖縄は初夏を思わせる暑さ。



私もここ3日はTシャツで出勤してます。





さて、国内外の有名DJたちが使いはじめているとのことで


当店でも人気上昇中「樽屋のカートリッジ」


オルトフォンのコンコルドを力強くしたフォルムに存在感のある赤色とあって人気なのです。



メーカーから何の公表もないので



針圧設定に困っているユーザーも多いようです。



この調整でやっているという方から教えてもらった「樽屋の針圧設定」を一つ紹介します。



完璧ではないかもしれません、一つの設定方法ということでどうぞ参考にして下さい。





尚、最後の方でも補足しますが、この設定はアンチスケーティングの機能が正常な場合の設定です。





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1. 樽屋のカートリッジを取り付けます。



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2. アンチスケーティングを「0」に設定します。



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3. バランスウェイトの後部に重りが付いている場合は外します。



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4.バランスウェイトを外した状態。



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5. アーム高の調整をするため、LOCKを解除します。



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6. アーム高調整リングを使ってアームの高さを調整します。

時計回り(右)へ回せば高くなり、反時計回り(左)へ回せば低くなります。



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7. 写真のように高さが2~3ミリになるように調整してください。



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8. アーム高調整が終わったら、LOCKします。



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9. 次にバランスウェイトを使って針圧を調整します。



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10. 真横から見て、ターンテーブルの盤と針先の間が2~3ミリになるように調整して下さい。

このとき、アームはアーム受けに乗らないで浮いているはずです。



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11. バランスウェイトに付いている黒い部分の針圧目盛りリングを「0」にします。



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12. ここでバランスウェイトを回して3.5グラムの針圧をかけます。



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13. 3.5グラムのウェイトをかけたのでアンチスケーティングのつまみを3.5に調整します。





☆お疲れ様です。以上で設定完了です。

☆軽くスクラッチしてみて、外側に飛ぶ(針が元の位置より前に移動する)場合はアンチスケーティングが外側に引っぱりすぎです。その場合は針圧を3.7~3.8グラムにしてみて下さい。


☆この設定はターンテーブルのアンチスケーティングが正常な場合の設定です。


ターンテーブルは数年使うとアンチスケーティングの状態が初期の頃に比べ変わってきます。正常なアンチスケーティングはゼロ・バランスの時にレコードの上で静止して浮かせ、手を離したた場合、その位置でほぼ静止した状態になるはずです。



※アンチスケーティングとはレコードを再生中に針先が内側方向に引っ張られる力を逆に外側に引っ張ってバランスを調整する機能です。



さあ、素晴らしい音を楽しんでください。


他にも良い設定法があるという方、情報をお待ちしております。



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