扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)
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感想
設定が相変わらず秀逸。扉を蹴破って入る密室ではなく、なるほど、確かにこれは扉を開けるまでの攻防戦。 ただ、小さい伏線がちょっと悪目立ちだったかな。 動機論には個人的に全く興味がないので、そこは別に気にならなかった。 それにしても、こういう恐喝性隷属的恋人関係ってアリなんですか(苦笑) これ、男女が逆転していたら(していなくても?)相当嫌なヤツですよ? 相手の弱みを握って自分のものにしちゃうわけだから それこそ殺人の動機になるくらい。
読了日:7月19日 著者:
石持 浅海
カナリヤは眠れない (ノン・ポシェット)
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感想
このくらいスゴ腕の整体師さん、御近所にいないものかしら。買い物依存の女性の再生譚…じゃなくて、事件でしたか! 急カーブを曲がった気分。でも、こういう算数のできない(失礼、解っていても止まらないんでしょうな)女性は大富豪と結婚するかカードを持たないかじゃないと大変だな。本人も周りも。まぁ、百貨店でウキウキワチワチしてしまう気持ちはすごーーーーく共感できるんですがね。
読了日:7月19日 著者:
近藤 史恵
「やりがいのある仕事」という幻想 (朝日新書)
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感想
え、これ、森博嗣?? 壮大な違和感が…。 妙に親切というか、必要以上に優しいというか。なんか、らしくない。 読者のレンジを所謂「シュウカツ(もしくは現職)に悩んでいる人」に絞っているせいかな。 取りあえず私には不要な本でした。 まあ、この本を不要、と言えることは幸せなことなのだろうな。 森信者的にも、別に目新しい論点は無かったような。 でも森博嗣教以外の人がこの本を手に取ることってあるのかしら。
読了日:7月21日 著者:
森博嗣
風の中のマリア (講談社文庫)
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感想
疾走感が素晴らしい。まさかの働き蜂目線ですよ。狩りとか巣の襲撃とか臨場感半端ない。 でも基本虫苦手派は一部描写をさらっと読み流す術も必要だったりしたのはご愛敬…。蜂って面白い生態系だなあ。すべては遺伝子を守り引き継ぐため。そのための、産めないメス。殺される偉大なる母。孤独なオス。 いやあ、面白かった。百田版ファーブル昆虫記。
読了日:7月24日 著者:
百田 尚樹
神様が殺してくれる
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森テイストで淡々と人が死んでいく。正直、ちょっと途中で少しダレてしまいました…。 が、280ページの急転直下っぷりは!!流石です。 一瞬、「え、何を言っているの??」と吃驚して固まってしまいました。 でも、何だろうな、初期の作品群と比べて執筆にカロリー使ってなさそう、と思ってしまうのは。
読了日:7月26日 著者:
森 博嗣
調律師
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あとがきが良かったな。 変わらざるを得なかった。言葉にしなければならなかった。 調律と共感覚を基軸とした主人公の再生譚。 調律のシーンが非常に興味深い。匠の技。 人によっては説明的過ぎるととらえる人もいそうだけれど、あれはあれで良いのではないかな。 地震で手を負傷した彼のその後が気になるのだけれど…。
読了日:7月27日 著者:
熊谷 達也
嫌な女
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正確には「嫌っていうほど懲りない女」ですね。 確かに同性受けしないわー。周辺には絶対いてほしくないタイプ。 でもその手練手管は見習いたい…って違うか。歳を重ねても人生指針がここまでぶれないと、もはや呆れるというか脱帽というか。 そしてそれを憎み切れない主人公。 若き日の徹子が自分を見ているようで、前半は所々居た堪れなくなったりして。 第3章の遺言は胸に迫るものがありましたね。 「中の上くらいの女が一番もてる」説は妙に納得。 でも断言しよう。一番イイ女はみゆきさんであると!!!
読了日:7月28日 著者:
桂 望実
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)
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お初・歌野作品。安楽椅子探偵モノがタイプなので、裏社会&アクション付きを読むのは結構久々です。こういうのをハードボイルドっていうの?? 騙されるよー、という前評判を踏襲してキチンと騙されました。 携帯電話で気付きたかったなあ…! でもさ、折角だから悪徳会社のオトシマエまできちんと書こうよ。
読了日:7月28日 著者:
歌野 晶午
Another(上) (角川文庫)
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実は地味にお初・綾辻行人。 ツッコミ処はあるものの、スリリングで非常に面白かった。 ちなみに、ワタクシ、3年生の時は2組でした。セーフ。
読了日:7月28日 著者:
綾辻 行人
Another(下) (角川文庫)
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感想
ジャパニーズホラーのじっとり感がジワジワ来ますね。湿度の高い恐怖。(最後はド派手に力技でしたが) あー、こうきたかーって。最近この手の作品、3冊続けて読んでるなあ…はネタバレすれすれかな? でも根本的な解決はしてないような。来年度以降もこの厄災続くかもしれないんでしょ? 「対策法」は伝承していかないと…まあ、人違いで悲劇が量産されそうな気配もしますが。
読了日:7月28日 著者:
綾辻 行人
彼女のこんだて帖
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感想
連なっていくレシピと物語。でも、一番胸に迫るのは、あとがきです。今度実家に帰ったら、母親と一緒に台所に立ってみようか。
読了日:7月29日 著者:
角田 光代
デキる人は「言い回し」が凄い (角川oneテーマ21)
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「本当にできる」ということは、言い回しなどに左右されない能力の気もするが、それはさておき。 表題は「社会人として恥をかかない言い回し」くらいの方が良かったのでは? 結構誤用していた日本語が多数あり、反省した次第です。
読了日:7月31日 著者:
日本語力向上会議