数日前、オーナーの David Francis さんから messenger で連絡があり、南インド料理店を再びオープンさせるとのこと。これは朗報!
以前は、町田街道沿いの狭い店舗で営業していた(新横浜に姉妹店もあった)。ただ、最寄りのJR横浜線古淵駅からは遠く、駐車場も確保できていなかったため、集客が思うようにいかなかったようだ。その後、一時期、別名のレストランになったりと、紆余曲折を経る。
移転先を調べてみると、町田駅前通りのインド料理ターズがあったところだった。すっかり改装されてるな。前の店は屋号があってないようなものだった(ゆえに検索されづらかった)けど、今回はしっかりと日本語で「ミライ」と付けられている。もちろん future という意味。このご時世にピッタリの、前向きな良い名前。
到着すると、若いスタッフさんが出てきたので、この日のメニューをちょっと聞いてから入店(ブッフェ方式ということ以外の事前情報がなかった)。30アイテムほどある模様。
店に入ると David さんと奥様がにこやかに迎えて下さった。
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雨天だったことや三密にビビッて空いている時間を狙って訪問したこともあり、他のお客さんはいなかったので、ここから David さんの怒涛の「食え食え攻撃」が始まる。まずはティファンの appam (米粉とココナッツミルクのパンケーキ)。昨年、ケーララを訪問した際にも食べたな。うっかり昼ご飯をそこそこ食べてから来ちゃったので、ウェルカムアッパム3枚は結構お腹に溜まる~。
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で、またしてもお腹に溜まる idiyappam (米粉蒸し麺)。他にも oothapam (発酵ケツル小豆生地のパンケーキ) や idly (発酵ケツル小豆の蒸しパン) も用意されていたが、とても体がもたないので必死で辞退(笑)。
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温めてオーナー自ら持ってきてくれた aloo paratha (マッシュ・ポテト入りフラット・ブレッド)。これは北インド料理かな。あえて南インド料理店でいただかなくてもよいな(笑)。naan (精白粉のフラット・ブレッド) も勧められたが、何とか回避(笑)。ライスを食べさせてくれ~。
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残念ながら thenga chutney (ココナッツ・ペイストのつけダレ) は品切れになっていたが、他にも pudina chutney (ミントのつけダレ)、thakkali chutney (トマトのつけダレ)、puli chutney (タマリンドのつけダレ) の3種類が用意されていたのは良かった。やはりティファンにはチャトニがないと。
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chicken puttu (米とココナッツの蒸しケーキ鶏肉入り)、fish fry (スパイシー揚げ焼き魚)、basmati rice (インド長粒香り米)、そして、断り切れなかった tandoori chicken (窯焼きスパイシー・チキン)。
puttu というのは、そぼろ炒めみたいな料理もあるので、紛らわしいが、そっちではない。fish fry の魚は鰯だったかな。実は Hyderabadi biryani もあったのだが、自分が行った時にはもう品切れになっていて、ビリヤニのお供の raita (ヨーグルト・サラダ) だけが淋しく残っていた。腹パンだけどちょびっとだけ食べたかったな(笑)。
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chicken puttu なので茶色の部分は chicken が入っている。作り置きかつ、ブッフェで荒らされてすでにボロボロになっていたせいもあるのか、すぐに崩れる(笑)。まあブッフェなので贅沢は言わない。しっかし、いまだに puttu の正しい食べ方がよく分からないな。
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定番の汁系料理などをいくつか。sambar (樹豆と野菜のカリー)、rasam (スパイシー・サワー・スープ)、mor kuzhambu (ヨーグルト・カリー)、Kerala vegetable ishtu (野菜のココナッツミルク煮)、Nadan meen kuzhambu (酸っぱ辛い魚カリー)、mutton curry (羊肉のカリー)。お子様に配慮してか、murgh makhani (バター・チキン・カリー) も用意されていたが、余裕がないのでもちろんスルーした。
rasam は好みのサラサラなタイプで、自分で作る時はこういう感じのをイメージしている。
Nadan meen kuzhambu は、時間が経って汁気が少なくなっていたが、kudampuli (ガルシニア・カンボジア) 特有のスモーキーな香りは健在。そうそう、この店はこれがあるんだった。
ishtu は appam と合わせて。
そして、もの凄い量の油にまみれていた mutton curry がこれまたムッチャ美味かった(料理のコンディションが良かったのもあるけど今日イチ)。ちょうど賄いタイムに入ったシェフたちもこれをガンガン食べていた。
デザートは semiya javvarisi payasam (ヴァミセリとタピオカのミルク煮)。
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hot masala chai (スパイス入りミルク・ティー)。これはブッフェのアイテムに含まれていたのか無料サーヴィスだったのか、よく分からない。いただきながら、オーナーさんとしばしインド(料理)のお話。
駐車場の看板にはメニューが少し掲載されている。
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帰りがけに手土産としていただいた vegetable cutlet (ピリ辛のインド風野菜コロッケ)。これはオープニング記念品ということかな。これもお腹に溜まるので、手土産だったのはありがたい。
07月26日(日)は、引き続きブッフェ、07月27日(月)はお休みして07月28日(火)から通常営業になるとのこと。ブッフェ・スタイルはオープニング記念のイヴェントなので、思う存分食べたければ26日の早い時間を狙うべし。
遠出がしにくいこのご時世に、近場の南インド料理復活はホントに嬉しいな。またミールスやティファンが食べられる!
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※参照過去ログ