三浦市で研修があったので、帰りにS氏&F氏といっしょに横須賀に行った。

横須賀海軍カレーをめあてに行ったのだが、特に店のあてはつけずに行ってみた。

たどり着いたのは京急横須賀中央駅前の「横須賀海軍カレー本舗」

「チキンカレー」を頼んでみた。



期待に胸を膨らませて食したところ、あまり特徴のない味。

S氏とF氏も「普通」「給食のカレーみたい」「レトルトカレーでしょ」などなど、海軍カレーを賞賛する言葉は全く出てこない。

これが全国に名を馳せる「横須賀海軍カレー」なのか?

さらには、いっしょに付いてきた牛乳はラッシーの代わり?...など、疑問が次々と湧いてきたので、帰宅後すぐにリサーチした。


要は明治41年のレシピをもって「海軍カレー」の定義としているらしい。

牛乳とサラダをつけるのもこのレシピから。

http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/curry/profile/profile4.html

しかしこのレシピは極めて大まかなもので、特段味を高めるような要素は見あたらない。

「カレーの街・横須賀」というキャンペーンは横須賀市役所が旗振りをしているようだが、「本舗」はアンテナショップ的な役割を担っているようであり、子供からお年寄りまで食べられる味を作ろうという役所的コンセプトで作った結果、安直な味になったのではないか。

うまいカレー屋があふれている今の世の中で、この概念先行で味に特徴のない「本舗」が生き残っていくのは難しいだろう。


もっとも、例えば、以前横濱カレーミュージアムに入っていた「ぐーるMAN」の海軍カレーはワインで煮込んだ欧風カレーで、これも上記定義による「海軍カレー」に入ってくるはず。これは本当においしかった。

「海軍カレー」の全貌は、まだ見えていない。

今後も引き続き現場踏査?を進めたい。