新幹線の特大手荷物予約制とブロンプトンの輪行 | 旅はブロンプトンをつれて

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ブロンプトンを活用した旅の提案

2020年5月中旬より、東海道・山陽・九州各新幹線には、車両に特大手荷物置き場が設置され、あらかじめ予約しておけば追加料金は必要ないものの、事前予約なしに一定サイズ以上の手荷物を持ち込んだ場合、乗務員が指定の場所に荷物を収納する代わりに、持込手数料(1,000円)が請求される旨発表になりました。
東海道を尺取り虫方式でたどるこのブログでも、新幹線の車両内におけるブロンプトンの収納場所について、色々と書いて参りました。
ここでブロンプトンをたたんだ際のサイズについて、改めておさらいしてみます。

高さ585㎜×長さ565㎜×奥ゆき(幅)270㎜ =三辺計1,420㎜

というのが、ブロンプトンのフォールディングサイズとなります。

長さよりも高さの方が、数値が大きいのは、サドル部分が多少影響しています。
荷台のついたモデルでも、これより若干高さが増すだけですから、殆ど変りません。
では、上記新幹線の特大手荷物サイズはといいますと、

高さ890㎜×長さ610㎜×奥ゆき(幅)350㎜=三辺計1,850㎜

これ以上の大きさは、持ちこめません。
ちなみに予約の必要のない荷物の大きさの上限とは、

高さ750㎜×長さ500㎜×奥ゆき(幅)350㎜=三辺計1,600㎜
です。
合計が三辺の合計が1,600㎜に納まっていれば、座席上部の荷物棚に収納可能ということで、ブロンプトンはこのカテゴリーに入ります。
なお、N700系の収納棚にすっぽり収まってしまう旨は、以前ご紹介したとおりです。
普通車利用の場合、荷物棚の収納スペースが幅広の2列席(山側EかD席)を確保すれば、ほぼ問題ありません。
これは、他の新幹線車両の荷物棚の奥行きが概ね400㎜前後なのに対して、N700系およびN700Aについては、450㎜程度あることによります。
入れ方に関しては、タイヤ側を奥、ハンドルがあるほうを上(天井)に向け、サドル部分を手前(客席側)にして載せるのがいちばん収まりは良いようです。
こうすれば、荷物棚の奥行きに対してはみ出すのは130㎜~140㎜程度で、一番重いフレーム部分は棚の中に納まります。


なお、これでは以前の情報の焼き直しなので、BirdyほかDAHONのモデルについても、3辺の合計が1,600㎜以下かどうか、下表にまとめてみました。


表をご覧いただくとよくわかるのですが、ブロンプトンはタイヤ径が16インチながら、3辺合計が1,420㎜と、他の折りたたみ自転車に対して小さく、その差は高さによるところが大きいのがわかります。
他の自転車と折りたたんだ姿を比べてみても、フレームが太くて大きかったり、タイヤとフレームの間に相当の隙間があったりして、畳んだときの高さが増しています。
また、畳んだ際の幅(奥行き)が他よりも薄いのも、横置きして棚に置いた際に有利です。
鞄やトランクを想像してもらえれば分かると思うのですが、薄くない、つまり立方体に近い容量になればなるほど、持ち上げにくくなります。
荷物棚に持ち上げるのに、手が届かない場合は、靴を脱いで座席部分に乗っかれば大丈夫。
お行儀が悪くみえると躊躇する方もいらっしゃるかもしれませんが、昔は自家用車なんてみな持っていませんから、鉄道を使い大荷物を持って旅する人も多くて、みんな網棚を有効活用するのにそうしていました。


なお、三辺の合計が1,600㎜、或いは1,850㎜以内でも、実際には幅が多すぎたり、高さがありすぎたりして物理的に席上の荷物棚に納まらない場合もあります。
また、何とか押し込めたとしても、見た目が落ちそうで危うく、周囲の乗客に不安を与えるような場合は、やめておいた方が良いと思われます。
荷物棚に納まるかどうか不安な方は、いちどお持ちの折りたたみ自転車を畳んで輪行袋に入れて、東海道新幹線なら東京~品川(または新横浜)間、北陸、上越、東北新幹線であれば、東京~上野(または大宮)間に乗車してみて、確かめたらどうでしょう。
駅の入場券では車両の中に入れませんが、短距離でも切符を持っていれば入れます。
東京駅の混雑しない時間帯(例えば帰省などの時期を除外した日曜早朝)に行って、出発待ちをしている車両の自由席車両に片っ端から乗って、荷物棚に載るかどうか確かめてみるのです。


どうしても荷物棚に入らない場合は、以前ご紹介したとおり、各車両の最後尾、すなわち背もたれの後ろが荷物置き場になっている席を、あらかじめ確保しておきましょう。
東海道・山陽・九州の各新幹線について、今後そのスペースは予約なしで乗ってきた特大手荷物を所持客のお荷物を、有料で車掌がハンドリングする際に利用されるそうですが、そのすぐ前に座っているお客さんに、どれほどの優先権があるのかは分かりません。
しかし、予め車掌さんにこの荷物があるからこの席を予約した旨伝えておけば、そこに置くのはダメだとは言えないでしょうし、一定の配慮はしてもらえると思います。


新幹線の駅まで自転車で走ってゆき、下車した駅からまた走り出すのは、飛行機で同じことをやるよりもずっと手軽です。
飛行場の場合、そこまで走ってゆくのも、そこから乗り出すのも、駅ほど気軽ではありませんから。
また、新幹線のように高速移動すると、言葉も文化も全く違う場所に同日到着して自転車で乗り出すことも可能ですし、狭い日本でも季節が進んだり、逆戻りしたりと、自転車ならではの肌で感じる旅ができます。
惜しむらくは、新幹線に乗り放題のフリー切符がないことです。
いや、正確にいえばJ-Railパスがありますが、あれは日本に居住している人は使えません。
乗り放題とまでは行かなくても、回数制限なしで途中下車ができる切符があったらいいなと思います。
リニア開通後の東海道新幹線とか、やってもらえるとありがたいなと思います。