昔は、スポーツで監督といえば、選手として実績を
残してきた人が選ばれることが多かったと思います。
もちろん、選手としても、監督としても優秀だった方は
たくさんいらっしゃいます。
でも、最近は、選手としては無名だった人が、
監督として、能力を発揮されているケースがたくさん見られるようになりました。
これは、一流の選手がやってきたことが
他の選手にとってもいいのかは分からない
ということだと思います。
一流の選手がやってきたことをそのままなぞれば
その人も一流になれるとは限らないということです。
「片付け」においても、
自分の家を上手に片づけられる人が、他の人の家も上手に片づけられるか
といえば、そうではありません。
「上手な人のやり方」を人に押し付けても、うまく行かないことの方が多いです。
大切なのは、「その人に合った方法を見つけること」です。
昔は「指導」というと、一律に同じことを教えることが多かったです。
でも、もはやそれは「いい指導」とはいえず、教える側も
「他人への理解力」とか「相手への説明能力」を鍛えないと
いい指導者にはなれないということだと思います![]()