「実家を片づけてもらいたい」
「家族に片づけてもらいたい」
片付けができる人にとって、散らかった部屋は
ストレスで「なんとか片づけてもらいたい」と
思うのは当然だと思います。
でも、その場合、相手への言い方はとても気を付けなくてはいけません。
まず、自覚しなくてはいけないのは
「片付けさせたい」「相手に変ってほしい」
と思うのは、自分の都合であるということ。
もし、あなたが「片付けられない人」だったとして
「今の片づけられないあなたはダメな人間だから、私が望むように片づけられるようになってほしい」
と言われたら、どんな気持ちになるでしょう。
まぁ、受け入れられる方もいらっしゃるとは思いますが
自分を否定され、相手の思い通りになることに不快感を感じられる方のほうが多いと思います。
そうすると、片づけられないことにコンプレックスや後ろめたさ
があって「いつか片づけたい」と仮に思っていたとしても
一気に心を閉ざしてしまって「絶対にやらない」なんてことになりかねません。
ですので、片付けを人に勧める時には
「自分の思い通りになってほしい」
というのではなく、「あなたのことを思うから、片づけたほうがいい」
と思ってもらえるような話し方をするのがいいと思います。
「こんなにモノが多いと、地震が来た時に、ケガをしてしまうのが心配」
「こんなに散らかっていると、転んでしまうのが心配」
「自分のことを心配してくれている」
と思ってもらえると、相手も心を開きやすいと思います