一体どうしてこうなった?
愛車を運転しながらボケーと想いを巡らす。
熱烈に、それこそストーカーのように付きまとわれて根負けして結婚した。
女性は愛されてこそ幸せになれると思っていたなぁ。
そうなんだよね。
自分が幸せになることしか考えてなかった。
相手を好きでも嫌いでもなかったし、幸せにしてあげようとも思ってなかった。
義理両親や夫が悪いわけではない。
これは自分の問題だ。
ならば・・・!
自分で解決できる。
仕事も辞ざるを得なくなり、夫や子供たちとも別れ、寝たきりの母の介護を担うことになり、何もかも全てを失くしても私には私がいる。
これまでだって困ったら守護霊団たちが何とかしてくれたもんね。
直ぐに次の仕事に導かれたのも、こうして今ここにいるのもありがたいことだ。
それに、子供たちを進学させたり、生活を維持していくために必要なお金は天の蔵にたっぷりある!と思おう。
人間の相談相手が誰もいない私は、いつも見えない存在に相談している。
愛車もそうだ。
金属のディーバたちとは相性がいいらしい。
石も。
話しかけられてビックリする時があるけど。
