打ちつける雨が窓をザァーっと叩いている。
「風も結構強いなぁ。」

静謐な日曜日の午後のこの時間、
パソコンに向かいながら頼まれた履歴書に目を戻す。

雨音がBGMだ。

 

・・・ポツン、ポツン。
おや?何か音が聞こえてくる。

音のする方へ行ってみると。
また仏壇じゃん!

今度はどうしたのか?
最近夜中もガタガタいわなくなったのに。

恐々と近寄ってみると
仏壇の後の天井から雨漏り。
「良かったー。」って違う!
慌てて業者に電話する。


「雨漏りの箇所が特定できないので屋根全体を・・・」
提示された見積もりは数百万。
むむっ。

この金額をどう準備すれば?
そもそもこの業者、リフォームの時も工事に不備があったなぁ。

うん、こういう時は神頼みだよね!?
近くの神社にお参りして、雨漏りのことや付喪神と暮らし始めたことなどをお話する。

 

帰ろうとして気づいた。
「今年、厄年じゃん!」

ってことは、雨漏りだけじゃなくて、続けて何か起こりそう!

慌てて厄払いの祈祷をしてもらう。
これで一旦は安心。
業者ももっと良心的なところが見つかるはず。

厄年は、環境を変えると福運に変えることができる。
例えば結婚しちゃうとかね。

環境を変える前に、気持ちの持ち方を変えなくちゃね!
うん、大丈夫だ。
上手くいく。