マンガ、天獄と地獄71

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ヤングジャンプが初めて自分に会いに来た時…

「編集長が変わり体制が変わった…今までは自社で育った作家さんをメインに余所の血はあまり入れない方向性でヤンジャンはやってきた…しかしこれからはそうは言ってられない!他社で活躍されている作家さんもどんどん招き入れて雑誌を盛り上げていく」

そう言われ執筆依頼をされたのだが…

結局…

ウチの会社は外様には冷たいよ 「72」を打ち切りにした上司は外様が嫌いだから…と

何も変わらない体質を愚痴られ集英社との仕事を終えていく…

自分に力が足りないのはわかっている…ヤンジャンの担当編集が愚痴を言ったのも自分への思いやりだったのかもしれない…ただ何が本当かわからないまま反省のしようもなく終えたことに悔いが残る
バイク業界の応援もアツかったし自分のためにもこの作品だけは途中で終えたくはなかった…
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マンガ、天獄と地獄70

テーマ:
2006年は「72」と「鷹魂」そしてホークスの繋がりからホークスの球団オフィシャル雑誌 月刊HAWKSで「ホークスキッズ」を連載していた

選手のドキュメントを描くのはとても神経を使う作業だった
ユニフォーム、グローブ、リストバンド、スパイク これらは年ごとに違っていたりするので写真を手に入れるのに手間がかかったり 過去を描く場合 出身校やご実家などの資料
昔に比べればネットがあるのでずいぶんと楽にはなったが集まらない資料もたくさん…しかし楽しい作業でもあった

バイクの「72」の方はスペインのバレンシアGPに取材へ行けることになり充実した年になるはずだった…2006年の11月だった
HPなどで自作のマンガをもっとアピールするべく「72」を盛り上げようとしていた矢先

副編集長と担当編集が福岡へやって来て…突然の打ち切りを告げられる しかもその時であと6回という回数の少なさは漫画家をやってきて初のことだった…

通常だとあと単行本1冊分とかの猶予をもらえ物語を完結させて行くのだがその猶予さえもらえない非情なものであった

つい先月 スペインへ取材へ行き各バイクメーカーさんからエールを頂いきバイクを盛り上げていきましょうと話したばかりだったのに…

自分の力の無さを嘆くしかなかった

「72」のストーリーは鈴鹿でのMiniMoto耐久レースに突入したばかり…どう完結に向かわせればいいのかもわからない そんな状況だった

ビックリしたのは残り6回のために何しに行くのかわからない鈴鹿への取材

鈴鹿へ着いたらマンガに協力してくれていたホンダのテストライダー鎌田さんがテスト走行中に転倒してしまい入院してしまったこと…そして 有名なチューナーであるモリワキへの取材で担当編集が 森脇夫妻に「72」の今後の話しをし始めたこと…

あと6回で終わるマンガに今後などあるはずもなく

それは何の話しなんだと…森脇夫妻の前で自分は話すこともできなかった

その取材の最中に「オーバーレブ」でのカーアドバイザーから携帯に電話があった…

「報酬未払いの件ですが…」

何の話しかわからない俺はただ…呆然とするだけだった
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マンガ、天獄と地獄69

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マンガ天獄からの独り言-DVC00303.jpg
2005年 月一で「72」を…
週刊で「たくなび」をやっていた

「72」のおかげでいろんな人に出会うことが出来た

たくさんのライダーさんたち ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの日本の誇るバイク4メーカーの方々… いろいろなバイクショップの方々…

そして日本 海外のサーキットにも連れて行ってもらい

好きだったバイクがより身近に感じられるようになった…

マンガを描いていて思うのは取材でたくさんの人と出会いいろんな場所へ行けること

ただ趣味で行くわけじゃない!マンガの題材に選ぶ以上 取材でどこまで人と場所を感じることが出来るかが重要だ

リアルを追求しドラマチックに表現することがマンガのいいところである

2006年になり「たくなび」は連載を終了 そして「72」は週刊連載となる


そして…

バイクと並びもう一つの大好きな野球を題材にマンガを描くチャンスに恵まれる

大ファンであるホークスの選手のドキュメントマンガだ!

以前より中洲にある一軒のスナックにお邪魔させていただいていて…そこで顔見知りになったホークスの主砲 松中さんの三冠王を取るまでの軌跡がとてもドラマチックだったので ぜひ漫画化させて欲しいとお願いしたのだ

松中さんは快諾してくれて漫画化実現の運びとなった

ヤングサンデーに掲載された「鷹魂」である

大好きな野球と大好きなバイク
この二つを題材に仕事出来る自分は幸せそのものであった…

頑張って漫画家になり20年以上も走り続けた苦労が報われた気がしていた…

しかし それも長くは続かない…僅か1年で事態は急転直下してゆく…
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