コミュニケーショントレーニングネットワーク®講師の池田光余です。

コミュニケーショントレーニングネットワーク®のコーチング連続講座では、
講座を通して「どんな結果を創りたいか」「どんな結果が得られたら素敵か」
ということを自分の中に持って参加することを推奨されます。


「この結果を賭けて、講座に参加する」という意味で「賭け事」と呼んでいます。

私が講座に参加したときの「賭け事」は、「父との関係を前進させる」でした。



コーチングを学び始め、最初になんとかしたいと思っていた
息子たちとのコミュニケーションは、上手く回るようになりました。
職場(看護師をしています)でも、面白いくらいに人間関係が良くなり、
自分の欲しい結果を手にできました。


でも、いくら取り組んでも、取り組んでも、うまくいかない、
前進したかと思うとまた戻ってしまう人間関係がありました。
それが父との関係でした。




父は自分の思い通りに行かないと家族に手をあげます。
私も力がない子どもの頃は逃げるしかなかったのですが、
おかげさまで結構体格よく育ったもので(^_^;)
力がついてからは反抗し殴り合うようになりました。

父も私もお互い殺意を覚える時もあり、
いつか殺し合うのではと恐れていました。
ニュースで親子殺人事件を目にするたび、他人事ではなかった記憶があります。

父との関係の修復に取り組んでは失敗、
また違う角度から取り組んでも失敗、失敗、失敗・・・・
「看護師として人の命を守る側の人間なのに・・・」
コーチや講師をして機能するコミュニュケーションを伝える立場なのに・・・
「子をもつ親なのに・・・」
「実の娘なのに・・・」


私には父から離れる選択しか残っていませんでした。
そんなときに受けた講座だったので、本当に博打感覚で持ち出した賭け事でした。

 



しかも、講座が進むに連れ、自分の中では、この賭け事は、全く忘れていました。
講座終了後、主催の方から今回の講座開始時にした賭け事のメールが送られてき
「えっ!?こんな賭け事してたっけ?」と、思い出したぐらいでした。

しかし、父との関係を振り返ると、
今までなんであんなに喧嘩していたんだ? 
って思い出せないくらい憎しみも怒りも湧いてこない、
普通に声を掛け合える関係になっていました。 
この講座中、何一つ父との関係に取り組んだつもりはないのですが・・・。

しかもこのゴールデンウイーク中、母が友人と旅行に出かけたのですが、
これも実は今までではありえないことなのです。


男の世話をする女が家を空けるなんて許さなかった父。
「男が台所に立つなんて有り得ない!」という父が母の旅行中、
自分が食べた後の食器を流しまで運んであったのです。


それだけでも驚きですが、私がその食器を洗っていると
「俺の食べた後のを洗ってくれてるんやな。ありがとう」と言ったのです。

 



「今なんて言った??」
私は、父の言葉が信じられなくて、一瞬、時間が止まっていたような感じがしました。


子どもの頃から何かプレゼントをして父から「ありがとう」を言われたことはあっても、
家事をしていて「ありがとう」と言われたことがない。
父にとっては当たり前のことだから・・・
今、目の前にいる父は、私の知っている父とは別人???

驚きすぎて父からの「ありがとう」に「うん」としか返答できませんでした。
後からジワジワ嬉しさ、感謝、切なさ、申し訳無さ、
温かさ、安堵感・・・色んなものが湧いてきました。

帰宅した母に父との出来事を話しながら、嬉しさを味わいました。

そして、この母も実は私が子どもの頃から見てきた母とは別人になってるんです。

父から受ける暴力に対し、
「自分さえ我慢すれば家族がうまくいく」「家庭の恥は外に出すな」
夫や子どもに尽くすことが女の幸せだと生きているような人でした

それが、父に向かって
「もうあなたからの暴力は受けない!
次に同じことがあったら警察に届ける」
と宣言したのです。
父にだけでなく私にも
「これから一切あなた達(私たち夫婦と息子たち)の世話はしません」
と宣言もされました。


それから母は72歳にして就職しました。 
いつの間にそんなに友だちが増えたの?って驚くほど毎月遊びに出かけるようになりました。
「新婚旅行以来や」という飛行機旅行から、
全く興味がなかった野球観戦まで出かけるようになりました。
次は海外旅行に行くそうです。


今まで父と一緒にいることを嫌って食事時間をずらしていたのに
今は父の部屋で二人で食事をしています。
仕事場であったことを父に話し、それを父が聴いている。 
母がいないと箸の1本も動かさなかった父が食べた後の片付けをし、 
その上母のコーヒーを入れて部屋に運んでいる。 
時々笑い声が漏れてくる。 


信じられない光景です。

そして、同時に夫にも変化がありました。
息子たちは「発達障がい」と診断されていて、そのことで病院や学校に行くことが多く、
医師や先生方と子どものことについて相談し合うのですが、
夫はいつも傍観者でした。
「俺は別に言うことないから」とか「先生におまかせします」とか
「お前がいってくれたらいいやん」とか言うだけで、
私としては「誰の子じゃ!!」と怒り心頭すること度々でした。
 
ところが、ある日息子がクラブ活動中先輩から首を絞められたり、 
お尻を蹴られているところを応援に行って目撃し、
その場で対応してくれたのです。 
今まではそんなことがあっても、その場で何も言わず帰ってきて私に伝え、
私が学校へ話に行くという状態でした。 
でも直接、その先輩たちを叱り、そばで傍観していた先生と話し合ってきたようです。


その様子を見ていた息子は最初「あんなにムキになって怒らんでも。
俺恥ずかしかったわ」と言っていたのですが、 
しばらく考えた表情になり「でも俺も苦しかったんよな。
でもなんでか顔が笑ってしまうから余計やられるんやろな」 
と自分のことも振り返っていました。 
私が対応していたときは、「母ちゃんに任せてるからそれでいい」と言って
自分を振り返ることはありませんでした。

今では、息子のことで自分が気になることがあったときは、
直接学校側と話し合いその結果どうなったか共有してくれるようになりました。

 



そして、次はいくら注意されてもゲームがやめられなかった息子なのですが・・・・・と、
これはまたの機会にさせていただきます(*^^*)


自分の中ではもう無理だと諦めていた問題に、直接手を打たなくても、
自分のコミュニケーションの観察・探究をすることでいつの間にか
家族のコミュニケーションもシフトしていました。
 

 

 

 

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