大阪講座主催の山田利佳です。


私の母は、アルツハイマー型認知症になり約10年経ちます。
今は、自宅介護が困難になり施設に入所しています。


ここ数年、過去の私のことは覚えているのですが、
今の私を娘とは認識できていません。
その現実が受け入れがたく、
悲しくて悲しくて仕方ありませんでした。



ある日、母が全身に蕁麻疹が出たと兄から連絡があり、
兄がどうしても病院に連れていくことができないため、
私が一人で急遽病院に連れていくことになりました。



兄は、母がアルツハイマーになり
認知機能が著しく低下してきた5年間を
寝食を共にして一緒に暮らしていたので、
兄のことは認識できているのですが、
離れて暮らす私のことはすっかり忘れてしまっているのに
私一人で病院に連れて行って大丈夫かなと
とても不安になりました。



でも、私しか連れて行ける人が他にいなかったので、
「行きます」と兄に返事しました。

 


ただ、行ったことのないところに行くので、
母が混乱して目を離したすきに
どこかに行ってしまうのではないかととても不安でした。



当日、施設に母を迎えに行ったら
相変わらず私の名前は全く覚えていませんでしたが、
満面の笑みで私を迎えてくれました。


「お母さん、病院に行くからね。」と母に伝えると、
「そうなん?どこも悪くないのにね~。」と
全く自分の病状を理解していませんでした。

 


でも、母の手を取ると嫌がる様子もなく一緒に車に乗ってくれました。


病院についてからも、母と手をつなぎ一緒にいました。



私のこと、名前も覚えていないのに、
家族として認識してくれていると感じました。

 


長い待ち時間の中、母と病院の前の公園に散歩に行きました。
鳩がいっぱいいて、その鳩を見ながらずっと一緒にいました。


二羽の鳩が仲良く寄り添っているのを見て、
「あっ、あの鳩、仲良しだね~。」と母が言いました。



その言葉が、昔の母をよみがえらせました。
認知症になる前の母。
私の大好きな優しい母。
私の尊敬して止まない母。



そう感じた瞬間、
母の優しさが体中で感じられました。



母は、ずっとニコニコしていました。
どこかに行こうとしたりもしませんでした。



そして、施設に帰ったとき、
「今日は来てくれてありがとう。」と言いました。
嬉しくて涙が出ました。

 



「一緒にいる」は、物理的に一緒にいるだけではなく、

本当に相手の存在を感じ、また相手にも自分を感じ取ってもらえることだと感じました。

そして、その深いコミュニケーションが、安心や信頼を創りだすのだと実感しました。



母と一緒にいれたことが、本当に嬉しかったです。

 


私が、このセンスを知らなかったら、
こんなに穏やかに母と一緒にいれなかったと思います。

 


どこかに行ったらどうしようとか、
私の事を覚えてくれていないことの悲しさにまみれて、
母をありのままの母として受け取れなかったと思います。

 


本当にこのセンスをを掴んでいて良かったと心から思いました。

最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございます。


※「相手を深い次元で感じ取るセンス」は、「オプティマイズ・コース」または、新コースの「コミュニケーションエッセンスコース」で扱います。

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