CTN(コミュニケーショントレーニングネットワーク)講師の藤田菜穂子です。

ある学校の教員の皆さんにパラダイムシフトコミュニケーションの研修をした時のことです。

教員が困っていることとして、出てきたものに

学生さんがレポートを書くときに
「これで合っていますか?」
「どう書けばいいですか?」
と教員に聞いてきて、自分で考えようとしない。
というものがありました。




これは学校に限らず
「これでいいんでしょうか?」
「ママ、これしていい?」
などと職場や子育てなどあらゆるところで良く言われている言葉ではないでしょうか。
そして言われた側は
「なんで自分で考えないんだろう?」
「自分で考える子、主体的に動く職場にしたいのに・・・」
という思いや悩みを持っています。

そこで教員の皆さんに
学生さんに「合っていますか?」と言われて困る、そのココロは?
学生さんにどのようなレポートを書いてもらいたいのか?
というテーマで探究してもらうと

・課題を出した目的を理解して(レポートを書いて)いるのかを知りたい
・考えたり、調べる道筋を知りたい
・考えている中身の質を知りたい
・自由に考えて欲しい

などが出てきました。

この探究をしていると教員から

私は、「これで合っていますか?」と学生から言われたときに、考えていないと決めつけて「自分で考えて」と言っているだけだった。
今ここで出てきたような、レポートを書く意図は学生に伝わっていないかも。
という気づきが出てきました。


次に学生さんが「合っていますか?」と教員に言う背景には何があるだろう?
というテーマで探究すると

・白黒(合っている、間違っている)をはっきりしたい
・正しいレポートを書きたい
・教員に評価されたい
・間違える、指摘をされるのが怖い
・私は教員の思い通りのことを考える従順な学生ですアピールをしている
・考えるのが面倒くさい

などが出てきました。





すると

あ電球
学生が「これで合っていますか?」と聞いてきたとき、自分で考えて欲しいから「自分で考えなさい」と言うと、学生は「考えたんです」と答える・・・。
これまで、この堂々巡りに辟易していたんです。
でも学生は学生なりに考えているんですよね。
ただそれが、私が思うような「考える」じゃないだけで・・・・・・。

「自由に考えて書いていい」と言いながら、
私が正しい・間違っているの基準で学生指導をしているから、
学生が「合っていますか?」と
聞いてくる。私がそうさせていたのかも。

などの気づきが出てきました。


さらに

「間違えてもいい(から、考えた経過を書けばいいの)」
と何度も言っているのに自由にレポートを書かないのは、学生さんに
『評価されたい、正しいレポートを書きたいパラダイム』があるからかも。

(パラダイムとは、価値観の枠組みのことで、
「間違えていいと先生が言った」と理解や納得をしたとしても「評価されたい」「正しいレポートを書きたい」パラダイムがあると最終的には「間違えたら困るから考える過程は書かない」ということを起こします。
詳しくは体験講座などでお話ししています)

間違えたくないパラダイムが、レポートを自由に書くことを止めているなら
「間違えてもいいから」と口酸っぱく言っても、結局学生はレポートを書くという結果にはつながらい・・・。
ならば、何があると学生の自発的な行動を引き出せるんだろう?

と探究が進みました。





人や組織によってパラダイムは違うので
「~~と言えば、自分で考えるようになる」という答えはありません。

あなたが「自分で考えて欲しい」「○○して欲しい」と周りの人に
思うところを探究すると、どのようなことがあるでしょうか?

今回のように
教員側の「(自分が想定しているような)正しいレポートかどうか」と評価するパラダイムが、学生の「これで合っていますか?」という言葉を引き出しているのかもしれない。

学生さんの「指導されることは、ダメだと否定されていること」というパラダイムが「指導は怖くてされたくないもの」となり、いくら教員から「考えて」と言われても「自分で考えたものに対して、違っている、こうした方がいいと言われたくない。そのために『考えたんですけど、これで合っていますか』」と堂々巡りの状態に陥るのかも。

と自分自身や相手にどのようなパラダイムがあるのかを観察することで、結果をつくる手がかりが見えてきます。
体験講座や連続講座では、パラダイムの特徴を知り見つけること、さらにパラダイムを扱えるようになるセンスを磨く切り口を紹介しています。

皆さんが「なかなか解決しない」と思っていることにはどのようなパラダイムがあるのかを探究してみると、新たな気づきがあるかもしれません。

藤田菜穂子

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全国各地でパラダイムシフトコミュニケーション体験講座が開催されます。
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