西精工と言えば、知る人ぞ知る全国から訪問客が絶えない
徳島のメーカー。
http://www.nishi-seiko.co.jp/
・第3回 日本でいちばん大切にしたい会社大賞
中小企業庁長官賞」受賞
・「2013年度日本経営品質賞 中小規模部門」受賞
・「平成25年度 おもてなし経営企業選」選出
といった功績を残されています。
西社長が経営理念に腹落ちした瞬間があったと言われていました。
それは稲盛名誉会長『生き方』を読んだ時。
もう一つは盛和塾で「決算書は良いが従業員が
幸福になっていない経営者へ塾長が叱った時」だそうです。
会社は何のために経営するのかが明確になったと言います。
そして社員と社員の家族まで背負う「重さ」をヒシヒシと
感じるようになったと言われていました。
西社長が講演でお話になった一部をご紹介します。
・社員の幸せが私の幸せですと言い切ったら、スッキリした。
背負うと気持ちいい。本気で背負うことが幸福。
社員の家族まで入れると4人を背負うことになるのだが。
・経営者は孤独だという人がいるが、私はそうは思わない。
関わる範囲が違うだけだし、一緒にやってくれる仲間がいる。
・思いやりは相手の背景を知らないとできない。
日本で一番、対話をする会社です。
・経営理念を構築し具現化しようと朝の清掃を始めました。
最初の1週間で一緒にやってくれた社員は2人。
1年後も…2人でした。
率先垂範しても後ろを見れば誰もついてきていなかった。
・弊社では誰一人悪口を言わない。
悪口を言ったらクビにしようとする。グチを言わなくなりました。
居酒屋でも言わないから、マスターが驚いていた。
・個人個人でミッションステイトメントを設定している。
何のために働くか、仕事観を持ってほしいから。
・死ぬ直前まで会社に関わりたいという社員がいる。
まだ完璧ではないが大家族主義に近づいている。
一つの信念を持って、やり続ける。
気づいて振り返ると、
いつの間にか大きな変化をしているのでしょう。

