本日の合格体験記は、衆議院事務局一般職に合格されたMさんの体験記です。
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・志望動機
国会という場で政治の動きを直接感じながら働くことができる点に魅力を感じました。衆議院事務局の仕事はとことん人をサポートしていく仕事なので、自分の性格に合っていると思いました。

・勉強を振りかえって
私は3年の四月から勉強を始めました。最初は講義を受けたり、DVDを消化することにいっぱいいっぱいでしたが、夏休みが明けてから本格的に取り組みました。
受験期間中はスランプを経験することがあり、自分はどこにも受からないのではないかと焦りました。
しかし自分の弱点を見つけて粘り強く勉強していくこと、そして何よりCSSにいる先生方や仲間に支えてもらうことでそのような精神状態も乗りこえることが出来ました。
今振り返ると、「公務員試験は団体戦」という意味を痛感させられる一年でした。

・CSSでの受講を決めた理由
大学のゼミナールの先輩から勧められて受講を決めました。また面接対策が充実しているところにも魅力を感じました。
私は面接が不得意で、筆記が通っても面接で落とされてしまうのではないかという不安がとても大きかったからです。
実際CSSでは面接対策の時期になると自分の納得のいくまで面接練習ができ、本番でもほとんどの面接で成功することができました。

・学習モチベーションの維持について
自分が働きたい場所の魅力をよく知ることで維持していました。具体的には頻繁に説明会に参加したり、職員の方の話を聞いて自分が将来そこで働いている姿を思い描いていました。

・スランプ脱出法
スランプは誰もが直面するものだと思います。私も数的がなかなか伸びず、しかもほかにもやらなくてはいけない勉強も山積みだったときに「もう間に合わないのではないか」「全落ちするのではないか」と考えてしまいました。
一つ悪いことを考えるとさらにもっと悪い方向に考えがちです。こんな不安を抱えたらとにかく誰かに相談していました。川井先生や吉川先生、間舎校長にすかさず悩みを相談し、これ以上自分の気持ちが悪い方向にいかないようにしていました。
もちろんCSSの仲間も私にとって重要な存在でした。休憩の時、食事の時、ばったり廊下で会った時、ふとした時に受験のことやたわいのないことで話すことが、自然と私を勇気づけてくれていたのだと思います。
ただし先生方と話すにしても、CSSで仲間を作るにしても、予備校になるべく通って自分からすすんでコミュニケーションをとるようにしなくてはいけません。
受験生の皆さんにはCSSになるべく通ってもらいたいと思います。

・教養択一対策
公務員試験の中で一番最初に手を付けたのが数的でした。そして一番成績が伸びにくかったのも数的でした。
数的は4月から講義に出席し勉強しました。この頃から「数的は毎日やれ」と言われていましたが、授業についていくのが精一杯で毎日は出来ませんでした。
夏休みくらいからは意識的にやるようにしていましたが、直前期まで成績は上がらず参っていました。しかし粘り強くやって、テキスト・過去問をそれぞれ2~3周をこなした結果、数的チャンピオンにも名前が載るようになり実力が直前についた感じです。
あきらめないで勉強し続けること、弱点を把握することが重要でした。

自然科学は苦手でしたが講義に出席し、レジュメの内容だけを理解し覚えれば割と点数は取れました。
私の場合は少し諦めていたので、レジュメにないものはできなくてもよいと割り切っていました。その分他の重要な科目にも時間が割けたので、結果的にはよかったです。ただし苦手な人は絶対に講義かDVDは見るべきだと思います。知識が整理されてわかりやすいです。

文章理解はもともと得意なのであまり対策はしませんでした。ただ感覚が鈍らない程度には解いていました。国家一般職の専門で英語を選択される方は、もっと重点的に勉強した方がいいと思います。

・専門択一対策
専門科目はとにかく基礎を身につけていくことが大切です。そのためにも問題をどんどん解いていていました。
まず、経済科目。私のまわりでは苦手な方がとても多かった印象があります。私もその中の一人でした。講義も途中からついていくことが出来なかったです。
しかし根気よく過去問をまわしていくことで苦手意識もなくなりすらすら解くことが出来ます。私は最終的に過去問を6周しました。とにかく基礎を身につけましょう。
法律科目も六法片手に過去問を解きまくってました。とはいっても苦手な民法や行政法は5周ほどしましたが、憲法は3周くらいとばらつきがありました。法律科目は細かい知識が多かったので、覚えたいことはポストイットにまとめて漏れのないように勉強していました。
行政学や社会学は最初はとても苦戦していました。膨大な量に嫌気がさしました。しかしこれらの科目は出題されるものは決まっています。ただひたすら過去問を解く、これだけで大きな得点源となりました。捨てるのはもったいない科目です。

・専門記述対策
出やすいところからまず手をつけました。しかし深く狭くではなく、広く浅くを心がけました。特に都庁は科目が多いため、全部で70個は覚えたと思います。膨大な量に聞こえますが、論文は年明けから準備すれば十分間に合います。

・面接対策
苦手な人ははやめに対策をして、CSSをフル活用してください。私も面接は苦手だったので、どんどん模擬面接を受けました。
志望動機が完成していなくても気にしないで場馴れしていくことが大切だと思います。学生同士で練習する面接道場も活用してください。私は講師の方に見てもらうよりこちらの方がはるかに緊張しました(笑)。面接官なりの視点が身について勉強になりますよ。

・官庁訪問対策
対策はとくにしていません。私が訪問したところは格式ばった面接ではなく職場で働いている職員の方とお話しする形式でした。
3日間朝から晩まで待機させられました。その間10人以上の職員の方と面接しました。
官庁訪問をしてわかったのは、人物重視で内定を出しているということです。知識の豊富さや経験は関係ありません。一緒に働けるかどうかを見られていると思います。
ですから常日頃から自分の考えを発信できるようにしていくといいです。あとは飾らずありのままの自分を見せれば大丈夫です。
それ以外では、スタートダッシュが重要です。官庁合同説明会で訪問の予約を受け付けるところもあるし、メールか電話で予約をとるところもあり、省庁により様々なので第一志望の省庁は事前によくリサーチしておく必要があります。

・内定先対策について
CSSではほぼ全ての科目の対策をするので、特に対策しなくても対応できました。ただ、国税専門官の会計学など、特殊な科目は直前講義で一気に詰め込んでいました。それでも得点できるので神経質にならなくていいと思います。

・併願について
とりあえず受けれるところはすべて申し込みました。余力のある方はなるべく多くの試験を受けることをおすすめします。何が起こるかわからないので。

受験勉強をしている間は、先が見えなくて、自分がちゃんと就職できるのかとても不安になると思います。なるようになるさ!と思える状態になるのにもすごく時間がかかると思います。
しかしとにかく今は自分を信じて黙々と勉強するのみです。今頑張っていることが、絶対に直前になって自分自身を助けてくれるはずです。
またCSSには心強い味方がたくさんいます。同じ公務員を志す仲間が頑張っている姿を見て、自分も頑張ろうと思えるし、辛いことを抱えてたら親身になって相談にのってくれる先生もいる。
「公務員試験は団体戦」、その言葉の意味が今となってはよくわかります。受験生の皆さんにはCSSにできる限り通ってもらい、心強い仲間をたくさん作って試験を乗り切ってほしいと思います。頑張ってください!