サイクルショップカンザキ阪急千里山店です。

 

今日はSCOTTのスピードスタ―グラベルのフラットバー版。

METRIX(マトリックス)を紹介します。

 

SCOTT(スコット) METRIX 30 EQ クラリス完成車[2023]

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S/52(165~175cm)

定価:181,500円(税込) →  お問い合わせください

 

今年のマトリックスはカラーチェンジ。

マットブラックになりました。

 

モデル名にEQとついていますが、これはEQUIPMENT(装備)の略。

専用設計のフェンダーがついてきます。

 

ドロップハンドルのスピードスタ―グラベルのフラットバー版です。

 

スコットは2018年くらいまでスピードスタ―のフラットバー版のラインナップがありました。

ここ数年実質的後継のないままでしたが、これの流れをくむモデルとしてMETRIXができました。

 

特徴はドロップハンドル版と同じフレームを使っていること。

「フラットバーロード」として別の設計にするのではなく、同じものです。

 

なのでドロップハンドル版と走行性能はいっしょです。

クロスバイクの上位グレードかロードバイクのエントリーグレードを買える予算はあるけど、ドロップハンドルに抵抗がある・・・

でも走行性能は重視したい。クロスバイクは嫌というややニッチな需要に応えるモデルです。

 

 

 

 

 

あとはカスタムベースとしても優秀です。

クロスバイクを買ってどうカスタムしてもロードバイクにはなりません。

フレームを交換したらもはやそれは別の自転車になってしまいます。

 

スピードスタ―のフラットバーはカスタムしていったらロードバイクになれます。(というかもともとロードバイク)

個人的にそういうカスタムをやったことがありますが、ちょこまかと部品を交換していって最終的にドロップハンドルがついたときの感動は何物にも変えられません。(大げさ)

 

METRIXの話に戻りましょう。

 

METRIXのベース車がグラベルバイクなのでフラットバーグラベルというジャンルになります。

ロードバイクのスピードスタ―ディスクベースのフラットバー版の設定はありません。

 

前述のややニッチな需要に応えるモデルになりますが、リムブレーキ時代のそれと比較してカスタムベースとしての価値が上がったと言えます。

 

ディスクブレーキになってホイール固定規格が混在しているからです。

 

2023年に新車で販売されているロードバイクやグラベルバイク、クロスバイク等の700cのホイールのスポーツバイクのホイールを固定する規格は主に2種類あります。

 

①前12mmスルーアクスル×エンド幅100mm、後12mmスルーアクスル×エンド幅142mm

②前クイックリリース×エンド幅100mm、後クイックリリース×エンド幅135mm

 

METRIXは①の方を採用します。

①が主流の規格で20万円以上のロードバイク、グラベルバイクは99%この規格と言って過言ではありません。

②は10万円前後のエントリー価格帯のロードバイク、グラベルバイクやクロスバイクに多いです。

 

 

基本的に互換性、整備性、スポーツバイクとしての性能等ほぼすべての観点で①の方が優位です。

②は①よりフレームの製造コストを下げることが出来ることが廉価帯のバイクで採用される理由になります。

例えば②の規格を採用する自転車を①の規格に後に交換することはできません。(厳密にはフォークは交換すればできるけど、フレームは無理)

なので購入時にどちらかを選ぶ必要があり、予算が許せば①を選んでおいた方が良いです。

 

 

 

 

METRIXがカスタムベースとして価値が高いのはフラットバーで①の規格を採用するバイクが極端に少ないからです。

 

 

 

 

 

MARINのDSX系、JAMISのSEQUEL系、CUBEのSLROAD系、あとは同系統のドロップハンドルの車種のフレームをそのままフラットバーにしたNESTOのGAVEL FLAT、KHODAABLOOMのSTRAUSS DISC FLATくらいしかありません。

 

当店は30ブランド以上の取り扱いブランドがあり、合わせて何百と車種があると思いますが、これだけしかありません。

他はほとんどすべて②です。

 

 

 

ちょっとニッチかもしれません。

でも欲しい人は喉から手が出るほど欲しい。そんな自転車がMETRIXなのです。

 

 

パーツ群を紹介します。

コンポはクラリス。

2×8段変速です。クランクは社外品。

シマノの油圧ディスクブレーキを採用します。

先進のフル内装に対応。

ステムは専用品になりますが、ハンドルは汎用品を使えます。

フェンダーは専用設計。

フェンダーの受けにフェンダーのアールがバチッと合います。

えっちです・・・

 

 

ちょっと高価ですが、いいバイクです。

店頭に並んでおります。

 

 

 

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