第1話 からのつづき
プロパンガスの検針票を奥様から受け取り、1ヶ月間の使用量と料金を確認したところ・・・
なんと、同等の量を使用する他の飲食店さまよりも2割以上も高いガス料金を支払われていることが発覚!!
奥様 「えっ?!だってこの前、値下げした、って言ってたわよ!」
ええ、石油価格の変動で全体的に値上げ、値下げはありますね。奥様のところだけではなく、全世帯値下げ したんでしょうね。
奥様 「じゃあ、この周辺のお宅は皆、高いんだねぇ!」
いいえ、違います。プロパンガスは都市ガスと違い、供給会社が数多くありますので、ご近所でも単価が全く違うんです。
奥様 「隣の○○さんのお店は、ウチと同じプロパンガス会社だから、同じように高いんじゃない?」
いいえ、残念ながらそれも違います。同じプロパンガス会社をご利用でも、単価は世帯毎にバラバラです。公共料金のようなイメージで、どこも一律の料金だと思われている方も結構多いのですが、お隣同士で全く違うことのほうが多いようです。
奥様 「でも、そういえば家を建てた時に、給湯器とかをタダにしてくれたわ。」
タダですか・・・。「タダより高い物はない」とよく言いますよね。その給湯器の価格分、ガス単価が高く設定されているんじゃないですか???
奥様 「まあ、プロパンガスのボンベ交換に来てくれてる社員さん達もよくウチの店でランチ食べて行ってくれるからね。」
その社員さんたち、『従業員の鏡』ですな。割高なガス料金を頂いているお店で食事をして、さらにたくさんのガスを使用させてるという・・・(笑)
で、結局、電気より先にプロパンガスの見直し、ということになりまして、最終的には約25%もの削減ができました。これはなんと、この喫茶店にとって、ランチの売上が年間で500人分増えたことと同等の効果でした!
やはり先入観を捨てるということは、何事でも良い効果がありますね。皆さんも一度お手元の検針票をチェックされては如何でしょうか。
あ、あれ???
検針票を見たけど、単価が書かれていない・・・
お、おや???
基本料金も書かれてないぞ・・・
そうなんです。
プロパンガスの検針票って、分かりづらいですよね。(ワザとそうなってる?笑)
この辺のことについてはまた改めて説明しましょう。
m(_ _)m