ちょっと前から「自分も当事者会を開催したい」という事を言われるようになりました。
でも、会を立ち上げる前にちょっと考えて欲しい事、知って欲しい事がいくつかあります。
「あなた自身の心身の調子は安定していますか?」
主催者というのは参加者を取りまとめる役割が大きいです、心身の調子が不調だと会の運営にも支障を来します。
当事者会を始めたいという人はまず、心身の調子を整えるところから始めましょう。
「会場の確保は出来ますか?」
当事者会は持続的に開催することで参加者が集まりやすくなります、そのためには定期的に開催出来る会場が必要です。
都心部であれば有料の「貸会議室」などもありますが、そのような施設を利用すると金銭的負担も大きくなってしまいます、ファミレスやカラオケ店という手もない事は無いですが聴覚過敏の人などに配慮すると適している場所とは思えません。
自治体によっては無料で施設を貸してくれるところもあるので一度相談してみる価値はあります。
「何を目的とするのか?を考えましょう」
ワークショップをやりたいのか?それとも茶話会を開きたいのか?どういった人を対象にしたいのか?を考えてみましょう、自分の「やってみたいこと」を具体化することはとても大事な事です。
「まずは参加してみましょう」
某掲示板でも「初心者は半年ROMれ」って最近は言うのかな…?
まずは参加者として当事者会に参加してみましょう。
出来れば一か所だけでなく複数の会に行ってみましょう、実際の当事者会の雰囲気を感じることで自分の会を開いた時のイメージがつかみやすくなると思います。
「開催ペースは無理の無い範囲で」
ごく一部の会を除いて…大抵の当事者会は月1、もしくは数ヶ月に1度のペースで開催されている事が多いようです。
仕事や自分の生活を優先して、無理の無い範囲で開催していきましょう。
「良い時も悪い時もある」
開催当初は思うように人が集まらないこともあるかもしれません、でもそこでくじけずに開催し続ける事が大事だと思います。
あとは、人が集まりやすい日時に開催することも大事です(土日や平日夜などが比較的参加しやすいようです)。
「ネットを上手く活用しよう」
会を立ち上げたら、その活動を知ってもらいましょう。
ホームページやブログを作成して定期的に更新するのも大事ですが、意外と役立つのがフェイスブック…当事者の参加が多く発達障害関連のグループも数多く存在します。
「横のつながりは結構重要」
自分で会を立ち上げても、他の会に積極的に顔を出しましょう、出来ればその時にチラシなどを持参して(主催者の許可を得てから)配布するのもアリでしょう。
他の当事者会に参加している人達は、きっとあなたの会にも興味を示してくれると思います。
上記の事を参考にしてみてください。
そして、新しい会を立ち上げたらぜひとも宣伝してください。
都合が合えば、私も参加させていただくかもしれません。
