子供が赤ちゃんの時はやってあげるのが楽しかった。

でも大きくなってきて話し始めると、子供の話を聞きたくなかった。

聞いてあげられなかった。

だから仕事に逃げた。

忙しく振りをして、子供との時間を持たないようにした。

副業もして、本業から帰ってきても、家で忙しぶった。

 

母も私から逃げていた。

ホントの私を知ろうとしなかった。

理想の子供に仕上げたかった。

幸せ、という名の元に、私が母の考える子供になるように指導された。

でもそんな理想の子供や大人になりたくなかった。

私は、私のままでいたかった。

このままで愛されたかった。

 

そんなの当たり前だ。

私は、他のものに変わらなくていいのだ。

母の理想通りにならなくていいのだ。

欠点や短所があっても、誰かがカバーしてくれるんだから、そんなことは気にしなくてよいのだ。

母の思う通りに生きなくていいのだ。

母が笑ってなくても、私は笑っていいのだ。

 

私は、母に遠慮してた。

母がいつも不機嫌そうだったから、私は幸せになっちゃいけない、楽しんじゃダメ、喜んじゃダメと思ってた。

母に遠慮なんかしなくていい。

母の機嫌なんか取らなくていい。

私が感じた一つ一つの感情を、しっかり味わっていい。

母がどう思っているかなんて、忖度しなくていい。

母の気持ちなんか、考えなくていい。

母に怒られたら、お前はバカか❓

お前はアホか❓

と言い放っていい。

私は私の世界に生きていい。

母の世界で生きなくていい。

 

私は家族に遠慮して、自分の気持ちを表現しないようにしてきた。

自分の意見を表明しないようにした。

誰にも遠慮しなくていい。