チーム力+人間力を育む 組織人材育成コンサルタント 安澤輝香 -15ページ目

チーム力+人間力を育む 組織人材育成コンサルタント 安澤輝香

京都・組織人材育成シーエスリレーション代表ブログ。

部下を活かせないリーダーの存在。

これは組織において大きな問題になっています。

会社がどれだけ優秀な人を採用してもリーダーが、部下を活かせないと優秀な人ほど会社を去っていく。こんな現実が多くなってきています。


どうして部下を活かすことができないのか。


共通しているのは5つの項目。

1、部下の意見や提案に必ず「否定語」を使う

2、部下が行った行動に対して無言で「修正」をする

3、部下の手柄を「横取り」する

4、部下に「無関心」でコミュニケーションは合理的かつ必要最低限

5、部下を褒めない、そして「仕事を認めない」



こんなリーダーがいるの???と思われるかもしれませんが意外と多いものなのです。


不思議なことに部下がすること、なすこと。すべてに対して「自分の見解」を述べないと気が済まないのが更なる共通点。


逆に部下を活かしているリーダーがしていることは

1、部下の行動を小項目で褒める

2、部下に仕事を任せてサポート役をする

3、部下の意見を尊重する

4、普段からコミュニケーションがとれている

5、部下に「ありがとう」「頑張っているね」と労いの言葉をかけている


リーダー次第でチーム力も大きく変わってきますが、大切なのは「相手を認める」という認知です。

部下はリーダーの手足ではないのです。

そしてコピーでもない。

つまりリーダーに提案してくる部下が多いほどチーム力は増していきます。

部下を活かせないリーダーは、ついどのような些細なことでも自分軸で、そして自分のやり方に忠実でなければNOと言います。

それでは仕事への遣り甲斐は生まれず、もっとよくするにはどうすればいいか、なんて考えても無意味だと部下は考えることを止めてしまい指示を遂行するだけの人材になってしまいます。


「どうしてこうしたのか」
「なぜこう判断したのか」
「私は聞いていない」
「そんなことをして売上は上がるのか」

リーダーからの、こんな責め言葉ばかりでは嫌になるのも当然ですよね。

部下を活かすも活かせないもリーダー次第。

優秀なチームはリーダーがあえて部下に「どう思う?」と投げかけています。

リーダーは部下の意見を聞き出し、部下の持つ個々の能力を活かし、チャレンジさせることを忘れてはいけないですよね。







いつもサービス研修などで話すことことなのですが

「物の価値はひとの力で変えることができる」と。

随分前からになりますが日本のサービスの在り方が海外で取り入れられるようになり、最近では特番を組まれるほどになってきました。


どうして日本のサービスが海外でも注目されるのか。


もちろんビジネスにおける日本の細かな対応力や迅速さ、そして行き届いた気遣いや目配りなどはありますが、一番に注目すべきは日本人としてあたりまえという感覚でしていることが海外では、きめ細かなサービスと言われていることです。


わたしたちが日本文化の中で育ってきた、そのあたりまえの環境の中に実は日本のもてなしの真髄が随所にあったからこそ。
日本のサービスは世界でも高い評価を得ているのですよね!


例えばですが
家庭ではおじいさんや、お父さんからご飯を配膳したり。
(まぁ、いまはそれも無い家庭も増えていますが 笑)

目上のひとや年長者を敬う心は自然に身に付いていく生活があったのです。

ストレートに感情を出さないことが美徳とされた時代もあり、いかにして相手に伝えるか、相手を気遣いながら伝えるかなど思い出せばそのような風景は自然に見聞きしてきた時代があり、それらが「サービス」に息づいていると今でも感じることがあります。


日本ではあたりまえに受けているサービスも海外では、あたりまえではない。
そう思うと日本は物+人でサービスや商品の価値を存分に高めている国だとも言えます。


その反面、マニュアル化しなければ対応できない「おもてなし」も多く生まれているのが現状です。

どうしてそこまでマニュアル化しなければならないのか。

私は本来、マニュアルには反対派なんです(笑)

自分で色々な会社や店舗のサービスマニュアルを作ってきた立場でありながら、このようなことを言うのはおかしいですが、マニュアルが無くなることが一番だと常々思っています。


そんなものが無くても最高のおもてなしができる。
そこを常に目指したエデュケーションをしているからです。


そのためには目配り、気配り、心配りといいますが・・・
その基準を作らなければ、ある一定の最低限のサービスができなくなっているのが現状で、そのためにマニュアルを作成することになっています。


本来、文面化する必要がない部分まで記載しなければならない現実。

例えばですが家庭で教わるようなことを社会人としての部分で教えるわけですね。


そこでいつも思うのは、どこから教育の部分を改善しなくちゃいけないんだろう、という問題です。


さかのぼっていけば、幼少時代にまでさかのぼることになる。

ということは・・・
お母さん世代へ伝えていくことがベストなのか!とも思うほどです。
実際に、子育て世代への講座をしていくべき時代なのかな、と痛感しています。



日本式のサービスが海外で評価される一方で
日本人のサービスもまた教育という部分で底辺を支えなければいけない状態にある。

時代の変化、と言えば簡単になってしまいますが
「どこまで指導するべきか」という基準がどんどん低下している現実。


企業の理念やビジョン、ミッションステートメント。
これらを軸にサービスのマニュアルではなく行動判断できるように組織改革をしているわたしたちにはサービスの在り方は大きな課題のひとつでもあります。


海外で注目される日本式サービス。
これもいつか他国に順位を譲ることのないように、日本の持つ素晴しい心のサービス、ひととの関わり方、思いやりを少しでも多くのサービス提供者に知ってもらえるように更に創意工夫と熱い想いで取組んでいきたいと思います。






毎日、朝礼をしている会社は結構ありますよね!

いまや朝礼は全国大会などが開催されるほど人気があります。


しかし。朝礼をする意味について聞いてみると経営者は答えが明確にありますが社員にはうやむやな場合も多いものです。


朝やるべきことのひとつとして会社がしているから自分もしている。


確かに!それは間違いないですよね!



朝礼はいろいろな意味や目的が各会社によりあると思いますが一番大切なのは全員が揃い仕事への切り替えをする時間。

さあ、今日も頑張っていこう!
そんな気持ちになる朝礼はいいものです。



やらされて、やっている。
それでもいいと思うのです。なんだか嫌だな~と思いながら参加していても、終われば今日一日頑張っていこう!となればよし!



しかし、そうではない朝礼もありますよね。なんとけケジメがなくたらたらした朝礼や上司が延々と話す朝礼。


これでは士気は上がりません。


活力朝礼は型を大切にしているのですが、ルールが決まっているのです。

返事の仕方や進行の仕方。
お辞儀の仕方や挨拶練習の仕方。
どれにも型があります。


一見、その型は堅苦しく見えるのですが、型にはまる、ということ自体に実はメリットがあります。


それは心をひとつにできること。
大きな声で返事をしたりすることやお辞儀を揃え、立ち方ひとつ、指先ひとつにも意識を集中。


そんな時間って社会人になるとなかなかないですよね。


それが上下関係、関係なくみんながやる。
だからこそ心をひとつにできるのだと思うのです。


朝礼は自分と向き合う時間。
周りと調和する時間。

それらが会社に元気ある空気を作り出していきます。


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今夜は40名を超える経営者や従業員の皆様と朝礼の型の練習を受けました。


お辞儀。
指先。
型を体に覚えさせていきます。

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熱気あふれる1時間半。

汗だくになりました!

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みんなで順番に発表。

思わず笑ってしまうような失敗すら、和気あいあいで見る側、発表する側もひとつになっていました。



朝礼は一日のはじまり。

たかが朝礼。
いや、されど朝礼。



型は大事だとあらためて感じた時間でした。