その34のタイトルは「さむいどう」でした。
北海道出身、札幌育ちの阿部です。
冬になるとですね、
関東出身の多くの方に言われるんです。
「阿部くん、薄着だけど寒くないの?
あっそうか、北海道だから寒さに強いんだね」
否!
否でございますよ、皆様。
寒いです、東京の冬。
薄着に見えて実はシャツを重ね着してたりします。
北海道=寒い=寒さに強い
みたいなイメージがあると思うのですが、
僕の知る限り北海道出身の友人は
東京、寒い
とみなさん口を揃えておっしゃいます。
寒さに強い、というのは全くの誤解と言えましょう。
確かに東京の「気温」は温かいのです。
ただ長年の東京生活で僕が思うのは
家の造りがなっちゃいねえ
ということなんです。
湿度が高いので「換気」に適した造りなのでしょう。
ただこれを北海道人から言わせると
防寒はどうした?
ということになるわけです。
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関東にはエアコンが当たり前にあるように、
北海道ではストーブが常備設置。
窓は二重構造で、換気口の密閉度は完璧です。
つまり、冬でも室内は異様に温かい。
そうすると4コマにもあるように
冬をTシャツで過ごす
なんていうのが癖になっているんです。
なんとも地球に優しくありませんねえ。
その癖が抜けないまま、冬にストーブを焚いて、
ふんふん♪とTシャツで過ごしていたりすると、
けしからん!
と、ゆうかちんにお叱りをいただきます。
東京出身の彼女には、目に余る光景なようです。
「寒けりゃ服着なよ。
Tシャツで過ごす、意味わかんないよ。」
…ごもっともでございます。
そうして、
時おり布団にくるまったりするのですが
問題の解決にはなっていないため
「服を着ろ!」
というやり取りが繰り返される我が家です。
だって、家の中では身軽でいたいんだもん…。
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よく男性は家の中で「パンツ一丁」とか、
人によっては「全裸」なんて方もいるので、
「男っていうのはね、
家の中では鎧を纏いたくないのだよ」
と最もらしい心理を言ってみるのですが、
ゆうかちんには
ガス代の請求書
をつきつけられ、
冬はしぶしぶ鎧を纏うことにした阿部なのでした。

