【コラム】2匹ぐらしREAL-ひみつの回 | 【4コマ】恋愛カウンセラー発!2匹ぐらし【コラム】

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カウンセラーの夫と自由奔放な妻のほのぼの生活。

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その31のタイトルは「ひみつ」でした。
煙草がなくなると真っ先には買いに行かず、
とりあえず家中を探索してみる阿部です。

2匹ぐらし-その31-2

状況は違いますが、
その姿はまさにこれと一緒かもしれません。
その21-おやつの回 より)

2匹ぐらし-その21-3

  さて、今回は前回から続いての
この「依存心理」についてのお話です。

一般的にアルコール依存などの
「○○依存症」という症状は、
その言葉だけを耳にすると

「何かに甘えている=ダメ」

みたいな連想をされがちです。
ところがこの依存症というのは、

「○○にしか頼れない」

という状況や状態で起こるため、
心理観点からは"自立症"とも言えるのです。
 
 慰めてくれるのはアルコールだけ
 生き生きさせてくれるのは恋愛だけ
 甘えさせてくれるのはおやつだけ
 楽しませてくれるのはゲームだけ

本人は "それだけ" という世界にいるのです。

なのでただそれを取り上げてしまったり、
やみくもに抑制や禁止してしまうことは、
その人にとっては拷問に等しい状況になります。

例えば僕の場合、

 ゲームをしている時だけ、
 自分がやりたいことができる、甘えられる

そんな風に感じている時期がありました。
そうするとゲームをしている時間以外では

 やらなければならない
 仕方なくやっている
 頑張っているのに報われない

といった、
犠牲的な生活の中で生きていたりします。
本来、楽しむためのゲームが、
逃避アイテムの一つになっている時です。

こういう時というのは、
純粋に楽しめていないことが多いんですよね。
なぜなら必ず出て来るのが、

罪悪感

だからです。
実際のその行為に対して持つ場合と、
その後で起きることに対して持つ場合と2つあります。

例えば、

・こんな時にゲームをする自分は何てダメなんだ
・ゲームをした後で、無駄な時間を過ごしてしまった
・ゲームをしたことで、ゆうかちんに責められた

といった感じです。
ここで感じる罪悪感がさらなるストレスを生み、
それから逃れる為にまた繰り返してしまう、
といった悪循環は少なくありません。

このあらゆる依存症の原因は、
「満たされない感情」によるところが大きいので、
表面的な状況を変えてもあまりうまくいきません。
本質的な感情の部分を満たすこと、

それだけ

という世界から抜け出す必要があるのです。

そして依存傾向が強まるのは、
一つのサインでもあるんですよね。

例えば我が家では、
ゆうかちんのおやつ量が増えてくると、

「これは何かあるな」

とアタリをつけるわけです。
そこには必ず、寂しさや孤独感、
報われなさや慰めなどがあったりします。

これを僕が上手に満たすことができると、
状況が改善したりするんですが、
気づかずにいると後でエライ目にあいます(笑

おやつの量が明らかに増えて来たからといって

「最近、食べ過ぎじゃない?」

などうっかり言おうものなら、
本人には自覚も罪悪感もありますから、
それはそれは大変なことになる次第であります。

僕がそのことに気づくまで、
いったい何年かかったのでしょう…。

家族やパートナーがいる皆さんは、
どうかサインを拾ってあげてくださいね(笑


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