ヴォーン・ウィリアムズ 交響曲第8番ニ短調 初演者バルビローリ指揮ハレ管弦楽団によるステレオ録音 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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ヴォーン・ウィリアムズの交響曲第8番ニ短調は1955年に完成し、1956年にジョン・バルビローリ指揮ハレ管弦楽団により初演されました。

「交響曲第8番ニ短調は、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズが1953年から1955年にかけて作曲した交響曲である。前作『南極交響曲』(第7番)や最後の交響曲となった第9番と比較すると、やや小規模で古典的でもあり、いくらか気楽さやユーモアを感じさせる作品である。
初演は1956年5月2日にマンチェスターで、この曲を献呈されたジョン・バルビローリ指揮のハレ管弦楽団によって行われた。」(Wikipedia 交響曲第8番 (ヴォーン・ウィリアムズ) より)

 

今日聴いたのは、そのバルビローリ指揮ハレ管弦楽団により初演のすぐ後、1956年6月19日に録音された音源です。

 

第一楽章の冒頭からとてもファンタジックで美しい音楽が展開されます。特別現代音楽的な書法が使われているわけでもないのに現代を感じさせる音楽、そしてそんな中にまたしみじみとした懐かしさも感じさせてくれます。第二楽章の管楽器による行進曲風スケルツォはきびきびと溌剌感を感じさせ、続く第三楽章の弦楽合奏による美しくノスタルジックな響きから最終楽章のトッカータに続くこの曲は決して長大ではありませんがとても魅力的な音楽でした。そしてそれを演奏するバルビローリ/ハレ管弦楽団もこれこそ隅から隅まで自分たちの音楽といった風情でとても共感に満ちた音楽を奏でています。

 

 

Williams: Symphony No 8

バルビローリに献呈されたヴォーン・ウィリアムズの交響曲第8番は、1955年の作品で、、やはりバルビローリによって1956年5月2日に初演されています。この録音は初演の翌月におこなわれたセッション・レコーディングということになります。交響曲第8番は、二管編成のオーケストラに5人の打楽器奏者を要する編成により、主題のない変奏や、行進曲風スケルツォ、カヴァティーナ、トッカータなどがあらわれる凝った作品なので、ステレオ録音が残されていたのは幸いでした。

 

 

 

 

そえだ信「臼月【うすづき】トウコは援護【まも】りたい」

「掃除機探偵の推理と冒険」に続きこちらもよろしくお願いします。

4編の倒叙ミステリーからなる連作中短編集。ユニークなキャラクターが魅力的です!

 

ツイッターに感想がよせられています!

 

「昨日の予告通り、そえだ信 さんの『臼月トウコは援護りたい』の感想を、ブログにアップしました。 もうちょっと素直に読んでも良かったかも、という気もしないでも無いですが、私のようなヒネクレ者にも楽しめる、良い作品です。」

 

 

「そえだ信「臼月トウコは援護りたい」面白かった。 被疑者の無実を証明しようと証言を剃ればするほど、被疑者のアリバイを崩していくキャラクターにまつわる、すっきりするミステリ短編集!」

 

「掃除機探偵面白かったので購入。 完璧なアリバイを用意して犯行に及んだ犯人たち。雇ったばかりの臼月トウコの援護によって追い込まれていく連作倒叙ミステリ。 風変わりのキャラと独創的なトリックの面白さが際立っていて、楽しめました。」

 

「「臼月トウコは擁護りたい」、読了!倒叙モノの醍醐味の一つに犯人の焦燥感があると思うのですが、本作はこれが思う存分に楽しめて良いですね。使えないバイトとして犯人の目の前に出現する上に、自分の犯罪の弱点はきっちり刺してきて、クビだ!!!にいたる様式美が好き。ドラマにも向くのでは?」

 

「『臼月トウコは擁護りたい』読んだぜ。 北海道(主に札幌)を舞台にした連作倒叙。犯人が上手く警察の追及を避けられたかな、ってところにふらりと「そうですよーこの人が犯人なワケないじゃないですかー」と加勢しに来たかと思ったらスーパー余計なことを言って急転直下事件を解決しちゃう臼月さんは」

 

 

こちらで第一話全文無料で読めます。

 

 

 

 

 

 

臼月【うすづき】トウコは援護【まも】りたい

二月の苫小牧。完全犯罪をもくろむ男が用意した完璧なはずのアリバイは、意外な人物によって崩される。人を【援護/まも】るつもりが、いつも必ず容疑者にしてしまう――史上最も不器用な「探偵」が活躍する、デビュー作『掃除機探偵の推理と冒険』に続く新感覚ミステリ

 

 

 

文庫版「掃除機探偵の推理と冒険」発売中

 

 

 

 

 

掃除機探偵の推理と冒険 (ハヤカワ文庫JA)

刑事の鈴木は、目覚めるとロボット掃除機になっていた! しかも眼前には男の死体が……。『地べたを旅立つ』改題。解説/辻真先

 

 

解説者は、辻真先さん。とても素敵な解説でした。ぜひご一読下さい。

 

 

 

 

 

そえだ信、いよいよ国際的作家に?(笑)

 

タイの次は、台湾、でした。