農薬ラウ〇〇アップはもう終わった⁈ これが売れなくなれば遺伝子組み換え作物は急速に衰える | ライトワーカーまきてぃ.の覚醒するブログ

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農薬や遺伝子組み換えについて



子どもたちの未来のために知っていかないといけない問題です。





印鑰智哉さんのfb投稿をシェアさせていただきます。


モンサントの後は住友化学?

 モンサントの農薬ラウンドアップはもう終わった農薬にならざるをえない。訴訟が大変だから、つまり健康被害が確定的だから、というのが1つだが、もう一方で雑草に耐性がついてしまい、もう長年大量散布した地域では効かなくなってしまったからだ。これは大事件であって、現在の遺伝子組み換え作物の大半はラウンドアップ耐性が売り物。これが売れなくなれば遺伝子組み換え作物は急速に衰える。それではラウンドアップの代わりは何なのか? 実はこれがない。だからベトナム戦争の時に使われた枯れ葉剤の主成分である2,4-Dを混ぜたり、同様に古いジカンバという農薬を混ぜたりするのだが、どちらも被害がひどく、訴訟が増えるだけ。耐性ついてしまうので、農薬使用量も増えてしまう。ここで合成化学物質で自然を制御することの無意味さに気が付かなければならないし、それと一体化した遺伝子組み換え作物を終わらせる時期に今、来ている。
 ところがここまでわかってきているのに新たな試みをしようとする企業がある。やめておけばいい話だけど、そんなことをやろうとしている企業はなんと日本の住友化学。
 
 住友化学は2010年にモンサントのグローバル・パートナーとなって、ラウンドアップ耐性雑草への対応を住友化学の農薬で行う形で、南北米大陸での遺伝子組み換え耕作地域に市場を拡大させた。そして、その協力関係モンサントー住友化学の次のステップがラウンドアップの後継農薬を住友化学が作り、モンサントがそれに耐性のある作物を作るという提携(実はモンサントは開発能力があまりない。ベトナム戦争の枯れ葉剤の特許はダウ、ラウンドアップ/グリホサートも別企業が開発したもので、モンサントがやったのはそれが農薬として使えることを発見しただけ)(1)。
 
 その次世代ラウンドアップとして住友化学が開発した農薬ラピディシル®(一般名:エピリフェナシル)が完成し、住友化学は米国、カナダ、アルゼンチン、ブラジルで農薬登録を申請した(2)。そしてモンサントを買収したバイエルがこれからそれに耐性のある遺伝子組み換え作物を作るのを待つというところだろう。遺伝子組み換え種子と住友化学の農薬がセットで売られる。
 
 この農薬はPPO阻害剤と言われる。光合成を行うクロロフィルの生成を阻害することで光合成できなくさせて枯らせるというわけだ。少量で長く効くというがこれを大規模に散布したら、どんな被害が出るか、光合成は人類が栄養を得る機能の根本であり、それを阻害させる物質を広範囲に撒くというのはどう考えても自殺行為だと思うのだが、このままでは承認され、世界の市場に出て行く、特に遺伝子組み換え耕作地域に使われる可能性が高い。
 
 住友化学は株主にはこう言っている。「海外大手の合併は、化学農薬と遺伝子組み換え作物の品揃え強化を主な目的としているとみられますが、大規模な投資が必要で、かつ海外大手メーカーの主戦場である遺伝子組み換え作物の分野に当社が参入する考えはありません」(住友化学レポート 2021)(3)。しかし、実際にバイエルと提携してセットで売るのだから、世界の遺伝子組み換えに実質的に参入するに等しいことではないだろうか?
 
 遺伝子組み換え農業は生産性の向上にも、画期的な品種の開発にも、人びとの栄養向上にも役立たないばかりか自然破壊、健康破壊の被害が世界で告発されている。それへの参入は不名誉以外の何者でもない。バイエルの母国ドイツ、シンジェンタの母国スイスはいずれも自国企業が開発した遺伝子組み換え作物の栽培を許していない。果たして日本は住友化学の製品にどういう態度を取れるだろうか?

追記:住友化学のためにも今とは別な方向が必要だということで、一言書いておくと、実は住友化学の中で急成長な農業資材部門がある(2021レポート参照)。それは根圏微生物資材などを用いた「バイオラショナル」部門。植物は微生物との共生で成長する。それを化学物質で代替しようとしたことで、大きな大問題が生み出された。土壌崩壊・汚染、生態系破壊、生物大量絶滅、健康被害、気候変動などなど。化学物質では代替できない、自然な微生物との共生こそが基本だ、ということにビジネスの活路を切り拓くのであれば、それは歓迎すべき方向であるようにも思う。もっとも、住友化学がそれにバイオテクノロジーを使って遺伝子操作しないか心配ではある。そもそも自然にあるものは独占できない。大企業は不要だと思う。


出典は以下のページで



追記

 住友化学のためにも今とは別な方向が必要だということで、一言書いておくと、実は住友化学の中で急成長な農業資材部門がある(2021レポート参照)。それは根圏微生物資材などを用いた「バイオラショナル」部門。植物は微生物との共生で成長する。それを化学物質で代替しようとしたことで、大きな大問題が生み出された。土壌崩壊・汚染、生態系破壊、生物大量絶滅、健康被害、気候変動などなど。化学物質では代替できない、自然な微生物との共生こそが基本だ、ということにビジネスの活路を切り拓くのであれば、それは歓迎すべき方向であるようにも思う。もっとも、住友化学がそれにバイオテクノロジーを使って遺伝子操作しないか心配ではある。そもそも自然にあるものは独占できない。大企業は不要だと思う。



以上



大事な情報をありがとうございましたお願い





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