きっちり1年のインターバルでリリースされた2ndアルバム♪
GODDESS OF VICTORY (2023)
「世界初の女性フュージョン・バンド」とはデビュー時のキャッチ・コピーだが、フュージョンの呼称はともかく「インストゥルメンタルをプレイするバンド」は数少なくなったと感じる今日この頃。
どうあれ、こうして2ndアルバムが出たことは率直にうれしい。
僕がファンであるドラマー佐藤奏さんが在籍しギタリスト Rie a.k.a. Suzaku さんが率いるバンドという贔屓目を抜きにしても、インスト好きには一聴の価値がある作品になったと思う。
リーダーである(御本人はそうは言っていないけど) Rie さんはヘヴィメタルとハードロックがベースにあるギタリストでありながら、プログレやフュージョンにも影響を受けていることは知っていたが、前作よりも一体感とカラフルさが増した…そんな印象を持った。
そんな印象を象徴すると思う2曲を挙げておこう。
1曲は "Just The Four Of Us"
佐藤奏さんの父君、佐藤正則さん(もともとフュージョンど真ん中世代で、どっかで聞いたようなタイトルもセンスのうち:笑)の書いた曲だが、Rieさんはソロ・アルバムではあまり耳にしない(ライヴの際のカヴァー曲では耳にすることはある)音色のギター・サウンドを出していたりする。
もう1曲は "Ko・Mo・Re・Bi"
もちろん「木洩れ日」のこと。
ゲストにサックスをフィーチャーした曲だが、本人談によればサックスを入れることを念頭に書いた曲だとか。
他の曲も、Rieさんの色合いはあってもちょっと違う感じを受けるサウンドに仕上がっていると感じられた。
それは「隙間」というか「緩さ」かな…と思えた。
もちろん「余裕」という意味で。
そんなこんなで、MUSES は1stを上回るスケールの2ndを作り出した…そう「断言」しておこう。
♪
そして10月29日…
…行ってまいりました。
奏さんのバースデイとレコ発をタイトルにしたライヴ。
アルバムにサックスをフィーチャーした曲があったことから、ゲストに今井晴萌(レコーディングでは中園亜美)を迎えた。
CD…スタジオテイクに比べるとパワフルでワイルド(?)なパフォーマンスは毎度のこととはいえ、バンドとしての一体感はより強く感じられた。
ライヴ参戦歴を数えてみたら…
Rieさん出演のライヴはこれで6回目。
奏さん出演のライヴで数えるとRieさんのライヴと新潟でのエレクトリック・ドラムのデモンストレーションを除いても20回を超えている。
佐藤奏というドラマーを知ったのは2011年のことだから、かれこれ12年前。実際に演奏する姿を地元の新潟で観てからだと今年で丁度10年。
偶然にもこのブログの開始日は10月29日で彼女のバースデイと同日。
こちらは満15年だから、期間の3分の2は彼女を追いかけてきたことになる。
僕も歳をとるわけだ…(;^_^A
果たして、いつまで追いかけていけるだろうか。
楽しみは尽きないけど。
※オフィシャルで当日の動画がアップされたら追加します。
2023.10.31.追記
当日の1曲、アップされました。もちろん新曲です。
2023.11.8.追記
もう1曲、アップされました。アンコールのソロ回し用新曲(?)