ラジエターとコンデンサーを冷やすには? | CRUIZE公式ブログ

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桜も散り始め、今年も暑い夏が訪れるのだなぁと感じている今日この頃です。


以前のブログでラジエターとクーラーコンデンサーは、圧力差と空気の流れを意識してセットアップして頂けると良い結果が得られると書きました。






それはどういう事なのか?

耳にする事が多いのが【停車時に水温が上がる】症状なので【停車時】をテーマにして私の車を例に挙げてご紹介をさせて頂きたいと思います🙇






ザックリですが、私の車の断面図です。

これはクーラーを取り付ける前の状態です。

青と赤の楕円は圧力を表していて、赤は圧力が高い・青は圧力が低い状態を表しています。

赤と青の矢印は空気の温度と流れを表しています。


回転するラジエター冷却用ファンによって前から後ろに空気が流れます。


ラジエターの前は空気が吸われるので圧力は低くなり、ファンの後ろ側は圧力が上がります。


空気は圧力の高い方から低い方へ流れるので、ラジエターを通過した後の温度の高い空気がボンネットとラジエターコアサポートやラジエターの隙間を通ってラジエター前面に流れ込む様子を表しています。


アンダーカバーが無い車両は、ラジエターの下側の空間でも同じ事が起きています。






ラジエターの前面に10mmの隙間を設けてクーラーコンデンサー(黄緑)とコンデンサー用電動ファン(オレンジ)を設置した状態です。


停車時のアイドリング状態ではエンジンの回転数が低いのでラジエター冷却用ファンの回転が遅い反面、クーラーコンデンサー用電動ファンは勢いよく回転します。


ラジエターファンが引っ張る空気量よりも、コンデンサーファンが押し込む空気量の方が多いので、コンデンサーとラジエターの間の圧力が高くなり、コンデンサーを通過した温度の高い空気がコンデンサーファン前面の圧力が低いエリアに流れ込みます。


同時に、ラジエターを通過した後の温度の高い空気もコンデンサーファン前面に流れ込みます。






コンデンサーとラジエターの隙間を隙間テープ等(黄色)で塞いだ状態です。






隙間テープを施工した状態です。

この状態でもまだ弱点が有りまして






コンデンサーファンが装着されている部分以外の赤枠で囲んだエリアから、コンデンサーファンで押し込まれてコンデンサーを通過し温度が上昇した空気が、再び赤枠で囲んだエリアを通過して前面に戻って来るので更に温度が上昇した空気が電動ファンに吸われていきます。


コンデンサーを2回通過して温度が上昇した空気が再びコンデンサーファンから吸われていくので、コンデンサーは冷えず、ラジエターを通過する空気の温度も必要以上に高くなるので、ラジエターも冷えにくくなります。






それを防ぐために、私はこの画像の様に隙間を埋めています。






そうすると、水色のエリアはラジエターファンの吸い込みによって冷やされる様になり、コンデンサーファンが押し込んだ空気は逆流せずにコンデンサーを冷却した後はラジエターを通過してエンジンルームに確実に排出される様になります。


今のご説明はコンデンサーについてですが、ラジエターにも同じ事が起こります。ラジエターのコア全体を覆うシュラウドが無い場合、一度ラジエターのコアを通過してエンジンルームに抜けた高温になった空気が、再びラジエターのコアを通過してエンジンルームからラジエター前面に戻り、それが再再度ラジエターのコアを通過してエンジンルームに抜けるというスパイラルが発生します。






ボンネットとラジエターやラジエターコアサポートの隙間を塞いで、アンダーカバーを装着した状態です。


これでフロントグリルから入った空気は、逆流する事なく確実にエンジンルームを通りフロア下に排出される様になりました😊







私の場合は、ボンネットを開けた時に隙間テープが見えない様に、ボンネットを閉じた時にコアサポートに近づくボンネット裏側の部分に隙間テープを貼り付けています。






ラジエター・コンデンサーの前は元々囲まれている形状なので





アンダーカバーは装着していません。






ちなみに、私の車は元々ファンシュラウド無しの4枚羽のラジエターファンでしたが、純正クーラー付き車両用のファンシュラウドを流用し、リプロ品のカップリング用の樹脂製9枚羽に交換しています。


もし、ラジエター冷却用ファンに電動ファンをご使用になられている場合は、クーラー使用時にラジエター冷却用電動ファンも作動させて頂く必要が有ります。


ラジエター冷却用に電動ファンを選択される際には、サイズの他に風量・消費電力・シュラウドの有無も含めてご検討頂く事をお勧めいたします。






この動画ではコンデンサーの電動ファンが回っていますが、実はクーラーオフなので電動ファンに電気は流れていません。

ラジエターファンによって引っ張られた空気の流れでコンデンサーファンが回転しています。






これらの施工によって猛暑日にクーラーを使用して停車していても水温が安定していてコンデンサーも良く冷える状態になっています。

ラジエターはノーマル、サーモスタットは87℃で開く純正仕様です。

猛暑日でも真冬でも同じ仕様で安定しています。


全てのお車に当てはまる訳では御座いませんが、今回は【停車時】に限定して、冷却対策をご検討頂く際の方向性についてザックリとでは御座いますがご案内をさせて頂きました。


今回ご案内させて頂きました内容がお役に立てましたら幸いです。





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