今回ご紹介させて頂くのは、オレンジ色のボディーカラーが鮮やかな左ハンドルのS30Zです。
取り付け作業は開発協力者でもあるカメラマン平野氏。
まずは、電動コンプレッサーから。
ラジエターコアサポートの前に現車合わせで作製されたブラケットによってマウントされています。
奥には電動コンプレッサーとブラケットが見えます。
拡大しました。
見えない様に装着されているので、見えにくくて正解なのですが、ご紹介しにくいですね😅
この状態だと風はどこから出るの?となりますので
平野氏からの依頼により、この様なパーツを設計&3Dプリンターで作製して
純正装着されていた【ヒーターユニットとブロアファンを繋ぐダクト】と【3Dプリント製の4-1マージ形状パーツ】を繋ぎました。
ダッシュボード下側での作業なので作業性がすこぶる悪く、4-1マージ形状パーツにダイレクトにダクトホースを装着する事が困難な為、作業性向上の為の異径差込アダプターも3Dプリンターで作製しました。
これを作製した事で、あらかじめアダプターにダクトホースを装着してから4-1マージ形状パーツに差し込めるので、手が入りにくい場所での作業性が大幅に向上しました。
ダクトタイプエバポレーターから3本のダクトで純正のヒーターユニットに接続されています。1箇所はダッシュボード裏側に伸びるデフロスターのパイプが有るのでダクトを接続する事ができず塞がれています。
純正のヒーターコントロールパネルにはACスイッチが存在しないので、グローブボックス内に設置。
ダクトタイプエバポレーターのブロアファンの風量調節はヒーターコントロールパネルのFANコントロールレバーと連動しています。
ACスイッチがオフの時は、従来通りヒーターか送風の動作をします。
ACスイッチがオンの時は、FANのレバーを動かせばダッシュボードの吹き出し口から冷風が出ます。吹き出し口を足元やデフロスターに切り替えれば冷風と温風がミックスされた風が足元やデフロスターから出ます。
CRUIZE電動コンプレッサー式クーラーキットは、アイデア次第で様々な取り付け方が出来る可能性がありますので、ご検討の際のお役に立てましたら幸いです🙇♂️