ライノセラスでジュエリーレンダリング
金属その2
「磨かれた金属」をレンダリングするのは結構ヤッカイな物質です。今回はもう少し詳しく説明します。
「磨かれた金属」にはほとんど陰影は入りません。ただ回りの環境を映すだけです。乱反射がないので光を強く当てても明るくなりません。明るくしたいのなら明るい環境の中に置かなければいけません。つまり明るい環境を映して明るくなるということです。
下画像は室内外の環境画像で設定してレンダリングしています。同じリングでも映る像によってこんなに印象が変わってしまいます。最適な環境画像を選び出さなければなりません。こればっかりはソフトはやってくれません。制作者のセンスが問われます。しかもレンダリングは時間が結構かかります。環境画像を変えても結果を見られるまでには時間がかかります。これがヤッカイといった理由です。
環境には「studio」と名付けられたモノが用意されています。余計なものは排し光源だけに特化した環境です。周りのものは映り込みませんが光源は映り込みます。「studio」は10点ほど用意されています。それをどう配置させるかを検討しないといけません。(下画像)
特に幅、面積の広いものは環境画像が映り込みすぎて難しいです。
比較的、幅、面積が狭い物は比較的簡単です。映る像の影響が少ないからです。
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