カルト教会の見分け方 | けんたろ牧師の聖書のはなし

けんたろ牧師の聖書のはなし

かみさまに愛されている事のしあわせをお伝えします。

多くのクリスチャンは、『カルトや異端の教会は聖書的ではない教えをしている』という誤解をしています。

 

実は、ほとんどのカルト教会で教えている内容はとても聖書的です。
むしろ、とても熱心に聖書を教えてもいます。

 

問題は、『その教えが聖書に書いてあるか』どうかではなく、『聖書の中に書かれているその言葉をどう理解し、受け取るか』ということなんです。

 

その辺りが、カルト教会を見つけにくい部分ですよね。
「ここに書かれていることはこういう意味だ」と牧師に言われれば、「そういうものなのか」と思うのは当然のことですから…。

 

そしてこの事を考えた時、「聖書的」という言葉がいかに不確かで、使う側にとって便利な言葉なのかということがわかってきます。
 

「聖書にこう書いてあるんだからおまえは黙れ」に近い意味なわけですが、それは実際には、『その人の解釈における聖書の内容』でしかないのです。

 

カルトかどうかを見分けるひとつの方法は、そこに強制や強要、それに近いようなプレッシャーがあるかどうかということではないかと思います。

 

牧師や教会の側は正しい事をしていると思っているので、実はカルト化してしまっている側は気が付きにくい部分なのかもしれません。
気づかない内に、不必要なプレッシャーをかけて、相手を従わせることになってしまっていたりするのです。

だからこそ、よく気を付ける必要があることでしょうね。

 

しかし一方で、信徒の側の自我が強すぎて、教会のルールに従う事ができず、「教会が強要して来る」と言い始めてしまうケースもあると思うので、これも気をつけなければなりません。

 

教会はキリストの身体であると同時に、人の集まりですから、守らなければならないルールというものもあります。
それを守ろうとしないなら、その人は教会の破壊者になってしまいます。
 

自分がそうならないためにも、自分が所属している教会の考え方はしっかりと理解しておいた方がいいでしょうね。
その上でどうしても賛成できないならば、より自分に合う教会を探した方がいいのかもしれません。