占星術の基本に則って語るなら、秋分とは天秤座の始まりである。

 

牡羊座に始まり魚座に終わる、12星座の巡る円環は、

天秤座から後半戦に入る。

 

星座の順番を、生まれてから死ぬまでの一人の人生になぞらえて、

天秤座のシーズンは「社会人一年目」のステージだとも、よく言われている。

 

 

オフィシャルに、ここからは「大人」として生きていく別世界であり、

これまで通用していた子供のルールが通用しなくなる、というわけだ。

 

 

「いつまでも学生気分でいてもらっちゃ困る」という、例のあれだ。

 

 

 

社会人のルールとは、果たしてなんだろうと考えてみる。

 

それは個人の人生を生きる「私」とは別個の、

「社会」という謎めいた集合意識の端末として、そのピースとして生きる、

もうひとりの私に課されるルールである。

 

 

「もうひとりの私」は、趣味嗜好も、目的も、体の大きさも、健康具合も、

元々の私とは違っている。

 

その上「社会」と一括りに言ったけれど、

「所属する会社」「住んでいる地域」「パスポートの国籍」「アジア人として」「それすら超えて人類として」

などなど、様々なレベルがあり、

それぞれにおいて課される義務や役割が違っていて、大変に混乱する。

 

 

 

秋分に始まる天秤座とは、もちろんその名の通り、

「バランスさせる」という意識の働きを象徴するけれど、

 

天秤の片側にはいつもだいたい、乙女座までに作り上げてきた「個人としての私」が載せられている。

 

空席のもう片側に何を載せるかによって、

この「個人としての私」は相対的に重たくなったり、紙のように軽くなったりもする。

 

 

 

社会人としての私。

その様々な側面。

 

何を載せて、どう「個人としての私」とバランスさせるか。

 

 

 

それが天秤座のテーマであり、

「天秤を釣り合わせたい」というのは、天秤座の欲だ。

 

 

 

私にあった仕事を。

私にしか果たせない役割を。

私にとってやりがいのある何かを。

 

 

私にふさわしい仕事、仕事の仕方を求めることは、

「天秤を釣り合わせる」欲。

 

 

この欲は強大で、

今、世の中に転がっている選択肢の中に

釣り合う重みのものが見つからないときには、

 

社会のあり方そのもの、

仕事のあり方そのものまで改革したり、創造したりできてしまうほど。

 

 

なぜならこの天秤が釣り合っていないとき、

死にたくなるほどの絶望感が天秤座の意識を蝕むからだ。

 

 

「個人としての私」が「社会人としての私」よりもずっと軽ければ、

自己嫌悪と無力感、結局何もできないんだという諦めが心を襲う。

 

逆に「個人としての私」が「社会人としての私」よりもずっと重ければ、

厭世的になり、世の中にはすごい人も面白いプロジェクトも何もないという傲慢な無気力に飲み込まれる。

 

 

どちらも不健康で、人生を楽しめる状態からかけ離れている。

 

 

 

9月23日の秋分の日を境にはじまる天秤座のシーズン。

 

天秤座の精神は、「個人としての私」を身軽にして見たり、あるいは重みを加えてみたり。

はたまた「社会人としての私」を作り変えてみたり、削ぎ落としたり付け加えたり。

 

天秤の両サイドと細々と調整しながらベストバランスを探して動き回ります。

 

 

「やりたいことがあって」あるいは「やりたいことが見つからなくて」

それに向かって頑張れたり頑張れなかったりする自分がいて。

 

 

……というのは、実はとても一面的なものの見方であって、

もっとハッキリ言うと、「個人としての自分」と「社会人としての自分」がゴッチャになっている。

 

天秤のギャップを「評価」だと勘違いしているから、

何かに憧れると過剰に自分を下げてしまう。

 

 

 

だけどそれは、本当に天秤を使いこなしているとは言えない。

 

 

 

「やりたいこと」も

「やりたいこと探し」も

「がんばる自分」も

「がんばれない自分」も

 

それらは全て「個人としての自分」の範疇だ。

 

 

天秤の向こうには「社会人としての自分」を置かなくてはいけないけれど、

これが従来の「会社員として」「日本人として」

といった集合意識がしっくりこなくなってきているから、ちょっと厄介だ。

 

 

新しい集合意識が必要だ。

新しい社会イメージが必要だ、と言い換えてもいい。

 

 

 

社会人一年目の天秤座の精神とは、

「社会から求められる私」の精神だ。

 

 

誰にとって、自分は必要だろうか?

何に向かって、自分自身を活用してもらえるだろうか?

 

 

社会貢献と言うとやや響きが大げさだけれど、

しかし、個を超えた意識にとって必要なピースとしての自分を新たに見つけることこそ、

秋分から天秤座にかけての今のシーズンのテーマなのだ。

 

 

そしてそれを知るには、自己嫌悪とも自己憐憫とも無縁の、

シンプルで公正な、「個人としての私」に対する客観的目線が必要不可欠になる。

 

 

 

Crossing

岡崎直子

 

 

 

 

 

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INFORMATION

 

 

【7つの天秤のRe:バランシングプログラム】

9月23日(日)〜29日(土)配信メールプログラム

 

秋分の日にはじまる7日間をかけて、

意識における180度を再発見し、「天秤」をピタリと釣り合わせる。

そのためのプログラムをお届けします。

 

 

 

 

 

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