すべての記憶、すべての思い、すべての情報。

「すべて」を水として湛える「魚座」の海。

その場所に輝く満月は、あなたの無意識が今、まさにその海と共にあることを示す。

 

 

そしてその魚座満月に真正面から向き合う乙女座の太陽とは、区別し、分類し、整える。

あなたの思考である。

 

 

境目のない、膨大な水を波打たせる、底の知れない「魚座満月」の海を、

果たしてどうやって、区別し、分類し、整えることなどできるのだろうか?

 

無謀とも思えるその挑戦に向かう乙女座の精神は、しかし穏やかである。

 

 

手始めに、浅瀬に一本の杭を打つ。

 

あまりに莫大な海に面する乙女座の思考は、いつもそんな風に始まる。

 

 

切り分けようのないものを切り分けようとするとき、
到底理解しきれないものを理解しようとするとき、

 

手始めに打つその一本の杭は、まるでランダムに、適当な場所に打ち込まれたかのように見える。

 

 

しかし、こんなことがある。

数か月先に、こんなクラスを開催しようと思い立つ。
(あるいは、旅行に行こうでも、創作しようでもなんでもいいが、とにかく思いつく)

 

 

降って湧いたアイディアは、耳に入ったテレビの言葉に影響されたのかもしれないし、
忘れているけど、友達が昔言っていたアイディアを、その子の顔を見て思い出したのかもしれない。

 

 

偶然。
ランダム。
適当な思いつき。

 

 

だけど、クラスの下準備を進めて、調べ物をしていくうちに、そして実際の開催日が近づいてくると、

その時の星の配置や、自分の精神状態や、興味の向いている方向性にとって、必要不可欠な、今何かを形にするならそれ以外ありえないと言うほど、ぴったりな内容に仕上がっていく。

 

 

さて、これは偶然だろうか?

 

あるいは運命なのだろうか?

 

それとも、こじつけなのだろうか?

 

 

 

魚座のテーマは「I believe」
信じること。

 

 

そして乙女座のテーマは「I analyze」
分析すること。

 

 

シンクロニシティは魚座の観点からは運命的だけど、
乙女座の観点からはもう少し意図的なものだ。

 

 

後付けで信じた理由考えるなんて、そんなのは何かズルイ、と思うかもしれない。

 

 

でも実際にはわたしたちはこれをよくやっいてる。

 

 

なぜその人が好きなのか? 

問われて出てくる答えは、どれも嘘ではないのに本当でもない。

 

なぜそれをしたいのか? 

の理由は、間違っていないのに、的外れでもある。

 

 

理由はない。

 

理由を持たない、海に突き刺した最初の一本の杭からすべてが始まるが、

しかしその杭を起点に、理由を縫い合わせるように次の杭を、次の杭をとつないで、ロープを張る。

 

そうやって、乙女座は領土を広げる。

 

 

 

知っていることと、知らないことの先端を、縫い合わせるようにしか創造はできない。

 

 

本当は分かっていないかもしれないことしか、本物の語りにはならない。

 

 

 

自明のことを語って、それが何になる?
毒にも薬にもならない。

 

 

だから、編むように、織るように、乙女座は思考する。

その思考は言葉にはよらず、その代わりに手が語る。

 

 

糸(意図)を紡ぐ、織物を織る、海に杭を打つ。

 

反復される小さな行動が、最初の杭を「偶然」から「紛れもない必然」に少しずつ変えていく。

 

 

最初の一本を打ち込むことを、だからためらってはいけない。

 

魚座の月が「運命」と呼ぶものが、そこには必ず生まれるのだから。

 

 

 

 

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Crossing

岡崎直子

 

 

 

 

 

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