牡牛座のessence(本質)はどこか厭世的。

この世のゲームの中では完璧に成り得ない「ほんとうのこと」を愛しているから。

 

だけど蟹座のhome(家)は、徹底して現世的。

双子座の冒険を経験し、自分に勝るものは何もないと無邪気に信じられた、

あのころの「完璧性」が、この世のゲームの中では決して無敵ではないことを、

もう痛いほど知っているから。

 

 

「はじめからもっているもの」だけでは、何にも勝てない。

行きたい場所にも行けない。

 

 

だからhome(家)とは、与えられたものではなく、意志によって作り上げられるもの。

 

痛みを知り、失敗を味わい、忘れられない苦い思いを得たからこそ、

作り上げようと思える、

 

あなたの最初の箱庭。作品だ。

 

 

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【春分】から連なる3星座(牡羊座・牡牛座・双子座)のテーマは、

 

自分を確立し、自分の完璧性を知り、そしてそれを失うこと。

 

 

 

【夏至】から連なる3星座(蟹座・獅子座・乙女座)のテーマは、

 

自分のホームを作り、その舞台で輝き、厳しく磨き上げること。

 

 

 

 

 

 

 

2018年6月21日。夏至。

 

 

 

それは、「永遠の自己(天与の自己)」が、

「人生の中を生きる自己」を新たに創り始めるところ。

 

 

 

牡羊座・牡牛座・双子座の最初の3星座は、「幼い星座」。

 

よく言えばそれらは、生まれてくる前の世界の、

神々にも比肩する圧倒的に完璧な自己と深くつながっている星座。

 

悪く言えば、人生というゲームを未だ知らない、不器用さの多い星座。

 

 

 

そして夏至というターニングポイントを迎え、

続く蟹座・獅子座・乙女座という第2組の3星座は、「若い星座」。

 

蟹座が創り、護ろうとしている“Home, sweet home(ああ、我が家に帰ってきた!)”は、

 

最初の3星座の経験があってこそのもの。

自らの完璧性を完全には失わないためのもの。

 

「人生ゲーム」にどれだけ疲れ果てても

そこに帰って来ればいつでも自分に戻れるようにと、

 

明確な意志を持って、外界から自分を守るために考案し、建築し、何度でも調整と補強を繰り返しながら育てて行く、最強の砦。

 

 

この蟹座の砦があってこそ、続く獅子座の堂々たる自己表現が実現するし、

さらには乙女座によって「自己の最初の完璧性」を「人生ゲーム」の中で、緻密に再現することが可能になります。

 

 

 

別の言い方をすると、この「蟹座の砦」とは、「人生に適応した新しい自己」

(「ゲームに適応したゲームプレイヤー」と言ってもいい)

 

 

だから、蟹座の持つ防御本能は徹底的に積極的。

 

 

どんな場面で足がすくんでしまう?

どんな人と話すときに自信を失う?

どんな準備ができていないと痛い目をみる?

どんな時間が確保できないと疲れ果ててしまう?

 

 

蟹座は、自らを最高の状態に保つために必要な、ありとあらゆることを準備する。

 

 

雨露をしのげる家。

暖かい食事。

ほっと安らげるベッド。

 

それらに象徴されるものを、自分のメンタルの中に築いて行く。

 

 

護りに費やす莫大な労力は、臆病風に吹かれたからではない。

 

そうではなく、家が堅牢であればこそ、安心して堂々と外界に出ていけるから、

そのためにこそ、蟹座は守るのだ。

 

 

さて、この蟹座が最も効果的な砦を築くためには、

外界についてのあらゆる情報と、自分についてのあらゆる情報が必要になる。

 

 

 

蟹座から見て、その有益な情報収拾をしてくれているのが、双子座ということになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏至とは。

 

双子座から蟹座へ、情報の受け渡しがなされるタイミング。

 

 

双子座のまだ無知ゆえのフレッシュで大胆な冒険と、それによって負った傷。

 

それが蟹座に、外界についての多くの正しい情報をもたらす。

 

 

 

つまり。

 

「あなたが人生を通して何に傷ついてきたのか」

 

それは、あなたが進もうとしている方向と、

そこへ行くためにはどんな備えをしておくべきかという、必須基礎能力の情報を、

蟹座に教えてくれるのだ。

 

 

心は揺れ動き、

心は求め、

心は傷つく。

 

 

双子座は心を解放し、

蟹座はその心に必要な衣装を纏わせる。

 

 

 

前に進むために。

 

最初の最初の、「神にも比肩する完璧性」を、

余すことなくこの世界に実現して行くために。

 

 

蟹座は戦略を練る。

自分を鍛える。

着実に、必要な準備をする。

 

 

 

 

Crossing

岡崎直子