正月明けて早々に、今度は能登半島で大きな地震が起きました。
「なぜ、こんなことが…。」と、思わないではいられない中で新年は始まりました。
でもこの日、私が勤める老人介護施設では、ひとつの風が吹きました。
こころ・思いに響く歌声を上げて、皆さんで歌詞に身を浸す中に「受け取る思い」を告白するに導かれ感謝と共に今、自分たちが出来ることは「『じぶんたちが恵みの中に生かされていること』の感謝と喜びを歌とともに被災地へ”幸せの風とともに”運んでもらう事」という声でした。
喜びと感謝の想いを届けるように歌われた歌は、時と空間を越えて必ずや被災地の方々の元へ届けられることでしょう。
生きてこれまで、ずっと歌を歌って来られた高齢者の皆さまが愛して来られた歌。
これは、沢山の”声”によって引き継がれて来ました。
その真実に開かれた私たちは、心において被災地と繫げられたのです。