ボクは、戦後に生まれた人間として育って来ました。
幼い頃は戦争の噂を耳にしたことも無く、
大きくなってからもテレビで流れてくる戦争の話を見聞きしても、ブラウン管の向こう側で起こっている出来事、としてしか思っていませんでした。
でも…。
クリスチャンになってから、それらのボクの中の印象はことごとく別のものにとって代わられています。
そもそもイエスさま御自身が、戦争のことを大きく取り上げておられます。
そして罪は、心の中で犯すものである、ということ。
『人を殺す』という行ないの前に、心の中で人を既に呪っていることが熟して罪という大きな行いになっていくという教え。
徹底的にそのことを教え込まれていくその先に、先日のこと。
施設の利用者のおばあちゃんの皆さまの前で、八月の歌をピックアップして歌ったときの事です。
聴いているおばあちゃんたちの中に”悲しいイメージ”が全体に流れていて、その後に思わず、ことばを付け足しました。
「私たちは、この地上の人生を歩む時、さまざまな重荷を背負って苦しんだり、悲しんだり、泣いたりしてきました。そして、そのことで一喜一憂しながら進んでいます。
しかし、そんな中に居る自分の力ではとてもわからない程の不思議な感覚は、私たちのそばにあって、それは私たちを励まし、喜ばせ、立たせてくれました。この力の世界こそ、右肩上がりの世界なのです!」
そうして話して、
さりげなく証ししている所の”イエスさまが成し遂げてくださった”揺るぐことのない、永遠の喜びの世界へと心と思いが向くようにお導きをさせて頂きました。
戦争のない世界を作っていくのは、他でもない、ボクたち自身なのです。
今起こっている戦争と正面から向き合っていかなければならないのも、他でもない、ボクたちなんです。
アーメン。