高齢者施設で勤めて来て、
「自分は一体何をしてきたんだろうか」と考えることもあるだろう、と思う。
あるいは、自分は介護学の勉強を一生懸命してきて、
「それを一生懸命実践してきました」ということなら、
「それでよし」と施設側は言わないだろうか。
でも…、
もしそこにいる利用者の皆さんと心の交流を始めて、
それが私自身の生き方にも左右し始めるものとして自身動き始めていたなら…、どうだろう?
自分の力でそれを止めることはできるだろうか?
確かにそこから逃げようとすることはできる。でも、逃げ切れるだろうか?
怪しいものである。
人に訊いてどうすればいいか、尋ね回ってみようか?
でも…、それは全て自分の心に返ってくるものになると思う。
つまり、「自分の心には、嘘をつきたくない!」。
これが答えなんだと思うのである。