上記の議論を見て、日本人は原子力発電をどう考え、
是か非か、どちらをとるのだろうか。
推進側は専門家集団であり、反対派は、ど素人だった。


もちろん、扇情性をぬくことができる理性ある人が見れば、
専門家たちの方に、なびくだろう。
なびかないならば、残念ながら扇情的で、
まったく理性をもたない人間である。


原発問題に関して、専門家同士の事実のぶつかりあいを、
私は、見たことがないので、原発推進派にならざるをえない。


反原発の専門家は、なぜ正々堂々と議論しないのだろうか。
私には、そこが一番わからない点である。


自称原子力の専門家たちは、見たことがある。
例えば、児玉龍彦、竹田邦彦という2人の人物だった。


まず、児玉龍彦は、原子力の専門家ではなかった。
医療の専門家で、それも放射線系ではなく、
門外漢であったことに驚かされた。


彼の演説は、you tube で実際、私も見た。
てっきり、専門家であるものと思い込んでいた。
ところが、実際には、今回出ていた専門家の方々は、
苦笑いをして、全然、違いますよ、なんであんなこと・・・
てな具合で、何でも信じることから始める私は、
唖然、愕然とし、なんで、あんなまことしやかな嘘を
つけるのかにずいぶん悩んだ。


嘘をつく人は、ざっくりといって二通りになる。
一つは、日常から嘘をまきちらし、あらゆる場面で、
自分の思い通りにことを運びたい人である。


私の姉が、それに相当する。
自分自身で、話を盛る、と表現しているが、
こうした人と接するとき、安全な対話が困難で、
いくつか、念頭に置きながら、慎重に話さないといけない。


もう一つは、嘘の有効性を熟知し、ここぞという場面で、
したり顔で、嘘をつける人である。


反原発の人々は、どうもこの2つが交じり合っていて、
どこまでが、事実なのか、判断・解釈しがたい。


これは、自然科学の分野である。
ということは、実証主義に基づくことができる。


反原発の立場にいる人々の中にも専門家はいるだろう。
その人々に、きちんとした事実を、教えてほしいものだ。
別に、サヨクとか呼ばれる人であってもかまわない。
客観事実だけを、見たいのである。